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予選落ちの回数よりも優勝回数のほうが多い! タイガーばりの記録の持ち主、コリン・モリカワの可能性

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PGAツアー「ワークデイ・チャリティ・オープン」でプレーオフの末、勝利を掴んだのはコリン・モリカワ。昨シーズン6月にプロ転向後、早くもツアー通算2勝目を挙げたモリカワが語ったこととは? コリン・モリカワのドライバー連続写真はコチラから

昨年6月プロ転向。フル参戦1年目ながらすでに2勝。予選落ちはわずか1回!

昨年の6月にプロ転向し、ツアー参戦4戦目にして「バラクーダ選手権」に優勝した23歳の日系アメリカ人、コリン・モリカワ。先週行われた「ワークデイ・チャリティ・オープン」で早くもツアー通算2勝目を飾った。 「クレイジーな日だった。ジャスティン(・トーマス)に3打差ついていたので、初めからバーディを取って、いいスタートを切らないといけなかった。プレーオフではいいショットが打てて、彼にプレッシャーをかけられたし、嬉しい」 「長い長い21ホールだった。ガールフレンドとも話をしたよ。彼女はあまりテレビを観れなかったそうだけど、(優勝の報告をしたら)興奮していた。僕も興奮したよ。本当に幸せだ」 本戦の18番ホールでボギーを叩いたジャスティン・トーマスに、モリカワが追いつきプレーオフへ。3ホールに渡って行われたサドンデスも、最後はトーマスのボギーで万事休す。モリカワの優勝が決まった。 彼は、コロナ中断後の再開1戦目「チャールズ・シュワブ・チャレンジ」で、ダニエル・バーガーとのプレーオフに敗れ、悔しい思いをしたばかり。その時は悔しい思いもしたが、勉強になることも多かったという。 「1ヶ月前のコロニアル(チャールズ・シュワブ・チャレンジ)での敗北は辛かったね。『トラベラーズ選手権』では予選落ちしたけど、この2つの試合から僕はたくさんのことを学んだんだ。もっとポジティブに、もっと学ばなければいけないと思った。何がよくて何が悪かったか、どうすればもっとよくなるのか、来週バーディをもっと取れるようになるのかってね」 モリカワは「トラベラーズ」でプロ入り後予選落ちする前までは、プロ転向後22試合連続で予選通過。この記録はタイガー・ウッズの25試合連続予選通過に次ぎ、歴代2位の記録だ。過去30年間に渡る記録の中で、これほど予選落ちの少ない選手の一人が、昨年プロになったばかりのモリカワとは、彼の安定感は驚異的だ。安定したプレーぶりにはツアーでも定評があるが、予選落ちの回数よりも優勝回数の方が多い、という記録もまた、タイガーとモリカワの共通点である。 「僕は常にとても“安定感ある”プレーを目指しているが、もちろん優勝もしたい。僕が毎週トップ10入りしているだけでは、僕のことなんて誰も話題にしないだろうからね。だから今回の優勝は次へのステップに進む大きな足がかりのようなものなんだ」 「予選落ちより優勝回数の方が多い、ということについてはびっくりはしていない。自分でもできると思ってやっているからね。でもこのツアーで成功するには“慣れ”も必要だ。何年もツアーに出ている大勢の選手たちは、コースをよく知っているし、どこにどう打てばいいかわかっているから、“慣れ”ている。僕もできるだけ早く“慣れ”ていきたい」 プレーオフの経験が今回で2回目の彼は、「コロニアルでの1回目のプレーオフよりも、今回のプレーオフの方が慣れていたぶん、やりやすかった」と語っている。そして「どこに行っても、どういうシチュエーションでも、居心地の良さ、慣れを感じたい」という。 これほどまでに順応性が高く、安定感が抜群の彼なら、毎年ツアーで同じコースを経験すればするほど、優勝争いの機会も増え、メジャーなどの大舞台でも活躍できるのではないか、という期待感も高まる。いい経験でも苦い経験でもいい。そういう経験が積み重なっていき、そこから学ぼうという気持ちがある限り、自分の今後にいきてくる、とモリカワ。彼はプロ転向後に掲げた目標を一つ一つクリアし、フルシーズン参戦1年目を迎えているが、こうしたゴルフに対する謙虚で真摯な姿勢を貫いているからこそ、強者揃いのPGAツアーで強豪相手に結果を残していくことができるのだ。 来週もまた、同じくオハイオ州ダブリンのミュアフィールド・ビレッジGCが舞台。しかもジャック・ニクラスがホストを務める「メモリアルトーナメント」である。この地で過去5勝を挙げているタイガー・ウッズもいよいよ参戦し、まるでメジャーのようなフィールドでの戦いとなるが、先週の試合でコースに慣れ、優勝することで大きな自信をつけたモリカワが、最終日にニクラスから祝福を受けることができるかどうか。

大泉英子

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