久しぶりに会った親に異変!? 教えてあげたい認知症対策5選
「頭の回転が速くなる」「誰でも脳の機能が向上しそう」「脳の老化防止に使える」「ゲーム感覚で小学生でも楽しめる」「たとえるなら、脳のストレッチ」「集中力や記憶力が伸びた」などの声が届いた、くり返し楽しんで使える『1分間瞬読ドリル』は、何歳からでも6つの力が飛躍的に伸びます。間違ってもOK。1分間で与えられた課題を見ていくだけで、「記憶力」「思考力」「判断力」「読解力」「集中力」「発想力」が抜群にあがります。 子どもには、これから必要とされる「考える力」や勉強脳が磨かれ、覚えに不安があるシニアはボケ防止に使える、そして、大人は脳機能を高めていくことができるのです。10歳から100歳まで、誰でも簡単に続けられる『1分間瞬読ドリル』で、脳をよくしていきましょう! ● 認知症になる前に、どれだけ適切な予防ができるか 高齢の両親と久しぶりに会うと、「あれ? いつもと違う」と感じることありませんか。「ちょっとモノ忘れが出てきたかも」「同じことばかり話しているな~」「あれあれと、名前が出てこない」。年相応のモノ忘れなのか、認知症の始まりなのか。このままで大丈夫なの?--そんな漠然とした不安を抱いた経験がある方も多いと思います。 2040年に65歳以上の高齢者の3人に1人が「認知症」か、その前段階である「MCI(軽度認知障害)」を患うという予測を、厚生労働省が発表しています。認知機能は加齢とともに低下します。MCIの人は認知機能のレベルが年相応よりも低下してしまっている状態なのです。しかし、必ず認知症に移行するわけではなく、適切な予防で正常な認知機能を取り戻すことができる状態です。認知症になってしまっては、正常な認知機能を取り戻すことは難しいので、認知症になる前に、どれだけ適切な予防ができるかが重要なのです。 そこで、親にオススメの認知症予防をご紹介します。 ● 1. ちょっと体を動かしてみる ウォーキングや軽い体操は、脳への血流を促し、認知機能の維持に効果的です。たとえば、「近所の公園まで散歩する」「テレビを見ながら手足を動かしてみよう」など、日常の中で「少しだけ体を動かす」習慣をしてみましょう。外の空気を吸うだけでもリフレッシュになります。 ● 2. ゲーム感覚で脳を刺激する クロスワードやナンプレ、簡単な計算ゲームは、、楽しく脳を活性化させます。一緒に遊ぶ感じで始めると、両親も楽しんでくれるかもオススメ。また、スマートフォンやタブレットの簡単な脳トレアプリもオススメです。「難しい」と思われがちなデジタル機器も、使い方を一緒に覚えることで、さらに脳が活性化され一石二鳥ですね。 ● 3. 人と会うきっかけをつくる 地域のサークルや趣味の集まりに参加するのもいいです。会話をすることが脳への刺激になるのはもちろん、新しい情報や経験を得ることが認知症予防に大きく役立ちます。手芸や菜園、カラオケなど、両親が楽しめる活動を一緒に探してみてはいかがでしょうか。 ● 4. 食事で脳をサポートする バランスの取れた食事も認知症予防には欠かせません。魚や野菜、ナッツ類なんかが脳にいいといわれています。無理して料理を頑張る必要はありません。冷凍野菜や簡単な調理キットを使って、「ちょっと栄養を意識する」くらいの気持ちで続けられる工夫をしてみましょう。 ● 5. 家族の時間を楽しむ 家族と過ごす時間も、両親にはとてもいい刺激になります。たとえば、昔の写真を一緒に見て思い出話をしたり、好きだった映画を一緒に観たりするのもいいですね。このような時間は、認知機能の維持に役立つだけでなく、心の健康にも良い影響を与えます。 親に認知症予防を提案する際は、「何かしなきゃいけない」とプレッシャーを与えないことが大切です。むしろ「これなら楽しんでできそう」「一緒にやってみたい」と思えるようなきっかけ作りを心がけてみてください。小さな習慣の積み重ねが、大きな予防効果を生むことにつながります。 『1分間瞬読ドリル』もオススメです。ただの脳トレではありません。家族で楽しむことができる脳トレ。このドリルの制限時間は、1つの課題につき1分間。制限時間付きで取り組むことこそ、脳がよくなる最大の秘訣です。正解が一つとは限らないので、家族で答えを言い合って楽しみながら取り組むことができます。 *1 認知症および軽度認知障害(MCI)の高齢者数と有病率の将来推計 *本記事は、『1分間瞬読ドリル』の著者による書き下ろしです。
山中恵美子