【ブランド初のEVか?】ブガッティ、新型車を10月28日発表予定 リマック製パワートレイン使用か
謎の数字はパワーウエイトレシオか
text:Lawrence Allan(ローレンス・アラン) translator:Takuya Hayashi(林 汰久也) 【写真】C_Two、シロン、ヴェイロン【リマックとブガッティを写真で比較】 (124枚) ブガッティは新型車を10月28日に発表することを明らかにした。 フランスのハイパーカーブランドであるブガッティは、この新型車の公式ディザー画像を公開。X字型LEDのテールライトを備え、シロンやディーヴォなどとは明らかに異なるスタイリングとなっている。 そして、新たに2枚目の画像がメディアに送られてきたが、これが何を意味するものなのかはわからない。単に「もしも」というフレーズと「0,67」という数字が続くだけだ。時速0-97km/h加速が0.67秒というのは技術的には不可能と思われる。 しかし、この数字はパワーウエイトレシオをkW/kgで表したものである可能性がある。例えるならば、0.67kW/kgという数字を出すためには、2000kgのクルマで1340kW(1800ps弱)を出す必要がある。 興味深いことに、この数字はクロアチアの自動車メーカーであるリマックが開発した電動ハイパーカー、C_TwoのkW/kgのパワーウエイトレシオと近い。このモデルは2018年に発表され、納車は来年を予定している。 リマックとブガッティの関連は重要な意味を持つ。先月、フォルクスワーゲン・グループがブガッティをリマックに売却し、ポルシェのリマックへの出資比率を15.5%から49%に引き上げることを検討していると報道されたためだ。 そのため、発表を控えている新型車は、リマックのパワートレインをベースにしたブガッティ初のEVになるのではないかと推測されている。 また、今年初めに発表されたビジョン・ル・マンからインスピレーションを得て、定評のある8.0L W16エンジンを搭載したサーキット専用のスペシャルモデルになるのではないかという説もある。
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