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3戦連発を放った吉川尚輝が、“仁志の呪い”を遂に解く

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VICTORY

今シーズンの開幕前、高橋由伸前監督を含め、多くの評論家たちが口を揃えて推していた。 「潜在能力はピカイチ。持っているものが違う」「あのスピードを生かした広い守備範囲と、パンチ力も兼ね備えた打撃は別格」「体調万全で試合に出さえすれば、ジャパンだって狙える」。 我らが原監督も「巨人軍の歴史に名を残す二塁手になれる」と、その素質をかなり高く評価していた。 吉川尚輝。 今季は年俸500万円ダウン(推定)、背番号も0から29へと変更され、期するものがあるはずの入団4年目、2016年ドラ1である。 例年以上に待ちに待った開幕戦、1点ビハインドの7回に放った逆転2ラン。キャプテン坂本ばりにひじを抜いて打った芸術的な一打に、ついに!と思った。 だがしかし、体調万全(と思われる)で試合に出てはいたものの、“ものが違う感”はどうにも発揮されない。 あまつさえ、打率2割前後をさまよっていた7月初旬には、指揮官より「本来の姿じゃない。あれなら“悪川”くん」と呼ばれる始末。 “仁志の呪い”とまで揶揄される、巨人のセカンド問題は、今年も解決されないのかと落胆した。

■固定できていない巨人のセカンド

ゴールデングラブ賞4度の名セカンド、仁志敏久氏がチームを去って以来、一向に固定できていないとされるこのポジション。 2008年には故・木村拓也氏が103試合に出場し、2011年には藤村大介現三軍内野守備走塁コーチが規定打席不足ながら盗塁王を獲得。 2014~2015年にはFAで獲得した片岡治大現二軍内野守備走塁コーチが2年連続で100試合以上、巨人のセカンドとして出場した。 そのほか、脇谷亮太氏(2019年からスカウト)も中井大介(現横浜DeNAベイスターズ)も、クルーズもマギーだって守った。 でも、ファンに“巨人のセカンドは?”と問えば、仁志氏であり、シノさん(首位打者2回、ベストナイン5回、ゴールデングラブ賞4回の篠塚和典氏)であるというのが共通認識である。 思えば、昨シーズンもそうだった。 2018年シーズンの8月に骨折して戦列を離れたものの、7月は打つわ打つわの18試合連続安打、月間打率.386を記録。 待ちに待った男の降臨が期待される中、2019年シーズンは1番セカンドとして開幕戦から打ちまくる。 11試合で打率.390のロケットスタートを決め、中京学院大学の先輩である菊池涼介(広島東洋カープ)ばりの華麗な守備と合わせ、G党を熱狂させた。 がしかし、4月14日に腰痛で出場選手登録を抹消されると、いつ戻るのかファンをやきもきさせたまま、ついぞ一軍の舞台に戻ることなかった。 そんな本命不在の中、2塁の守備に就いたのが、若林(晃弘)、山本(泰寛)、田中(俊太)、増田(大輝)の93年組。 1993生まれの同学年である4人は、いずれも短期的にG党を喜ばせたものの、最終的には全員が打率.240以下で着地。 降ってわいたような大チャンスを誰一人として生かすことができなかった。

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