九州期待の23歳がG1初勝利! 大会前はS班古性優作のもとで出稽古「次はもっと上の舞台で」/弥彦競輪G1・寛仁親王牌
弥彦競輪「寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(GI)」は19日、3日目を開催。3Rの一般に出場した後藤大輝(23歳・福岡=121期)に話を聞いた。 後藤大輝が逃げ切りでGI初勝利を挙げた。 「GI初勝利ができてよかったです。何より、A級の時からやっていた自分のスタイルでもある先行で1着を取れたのがうれしいです」と目じりを下げた。 参加前には「古性優作さんに、オールスターの時に声をかけていただいたので」と九州から1人で出稽古へ赴き、大阪勢や寺崎浩平、菊池岳仁らと汗を流した。 その成果を発揮したいと今シリーズに臨んでいたが「思ったよりも疲れが残ってしまっていたのかも」と初日、2日目は結果を出せず。ただこの日は「後ろが並走になって迷惑かけたけど、落ち着いて駆けられた」とペースをつかみ、長い直線をものともせずに力強く逃げ切った。 GI初勝利というひとつの目標を達成したが、目指すものはまだ先にある。 「GIに出るだけではなく、GIで結果を出せるようになりたい。決勝にはいってみたいし、次はもっと上の舞台で、古性さんや清水裕友さんと一緒に走りたいと思います」 九州期待の大型大砲は、この勝利に満足することなくさらに成長していく。(netkeirin特派員)