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包装に「必ず帰ってきます」 三島食品、スジアオノリ収穫量激減で「青のり」→「あおのり」 復活へ養殖強化

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中国新聞デジタル

 三島食品(広島市中区)は1971年から販売を続ける「青のり」の出荷を30日で休止する。原料のスジアオノリの調達が難しくなったためで、代わりの原料で生産する新商品「あおのり」を翌1日に発売する。スジアオノリの自社養殖を強める中、新商品の包装に「必ず帰ってきます」と書いて決意を伝える。  三島食品が仕入れる徳島県吉野川での2019年度のスジアオノリ収穫量は15トンで、15年度の110トンから激減した。ノリが育つ河口域の水温上昇や栄養不足などが要因とみられる。通年販売するのに必要な原料を確保できなくなり、切り替えを決めた。  新商品には、ポテトチップスなど菓子に使うことが多いウスバアオノリとヒラアオノリを使う。いずれも国産で「自社で厳選した高品質の原料を仕入れている。今できる精いっぱいの商品を準備した」と説明する。容量は0・1グラム増の2・3グラムで、希望小売価格は同じ244円とした。  同社は、スジアオノリを「香りが豊かで色鮮やか」と紹介する。原料には欠かせないとの立場を維持する。15年に高知県で陸上養殖を開始。今年7月には福山市で2カ所目の養殖施設を本格稼働させる。年20トンあれば再び発売できると見通し、両施設で年13トンの養殖を目指す。「『青のり』の復活に向け、安定生産したい」と意気込む。

中国新聞社

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