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東京ディズニーリゾート4カ月ぶり再開ー限定運営のリスク見る投資家

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Bloomberg

(ブルームバーグ): 東京ディズニーランドとディズニーシーを運営するオリエンタルランドは1日、新型コロナウイルス対策で4カ月間休業したパークの営業を再開した。10時間かけてきょうのチケットを入手した会社員の茉莉さん(29)は、食べ物やグッズを調べたり当日着ていく服を考えたり、遊びに行けることがとにかく楽しみとプライバシーを理由に名前のみで語った。

再開後の運営ではコロナ対策として入園時の検温やパーク内でのマスク着用、キャラクターや出演者との触れ合いをしないように顧客に呼びかけている。開演時間は午前8時から午後8時までに短縮され、アトラクションやレストラン、ショップの一部は8月第1週まで休業、エレクトリカルパレードやショーも休止される。チケットはオンライン購入に限定して入園者を制限している。

2パークはコロナ後へ一歩を踏み出したが、オリランドの株価はむしろ後退している。午前終値は1万4100円。パーク再開への期待から休園中の5月下旬に1万6000円と1月の今年最高値近辺まで上げたことを踏まえると軟調だ。現在の限定的な運営がいつまで続くか、収益に与える影響はどの程度かというリスクを投資家は懸念している。このためコロナの収束状況、4月予定が延期されたランドの新エリア開業時期を含めたオリランドのパーク運営方針が株価の鍵を握りそうだ。

モルガン・スタンレーMUFG証券の竹村淳郎、勝⼭有⾥紗両アナリストは想定よりもやや早いパーク再開としながら、入園者数は「想定よりも厳しい可能性」と指摘した。オリランドは入園者数を開示していないが1⽇1万5000⼈程度と報道があり、2パーク想定キャパシティの12.5%相当とみている。オリランドはキャパシティの50%以下の⽔準で柔軟に運営する⽅針とみられるとして「状況に応じて徐々に引き上げられる可能性がある」とも予想した。

「制限付きとはいえ、パークの再開は業績回復の期待を高めるので株価を後押しするが、感染第2波の広がりはリスク」と話すのは岩井コスモ証券アナリストの川崎朝映氏。感染の状況が悪化すれば来期業績への期待が後退し株価にも重しになると話していた。

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