駄菓子メーカーが連携 アイドルユニット「da-gashi☆」デビュー
アイドルユニット「da-gashi☆」デビュー 撮影:岡村雅之
「駄菓子で世界を笑顔に」をテーマに活動するアイドルユニットが大阪でデビューし、駄菓子を手渡す独創的なパフォーマンスを展開していく。大阪の芸能事務所と大阪の製菓メーカーによるコラボ企画。駄菓子文化が根付いた大阪らしい展開だ。 【拡大写真と動画】パロディ菓子の発想は大阪の立ち飲み店で? オリオン「駄菓子」への思い
平均年齢13歳の駄菓子大好き7人組
ユニット名はズバリ、「da-gashi☆(ダガシ)」。大阪市内でデビュー会見を開き、歌って踊るミニライブを披露した。メンバーは小学6年から中学2年までの7人で、平均年齢13歳という駄菓子現役世代。中2で最年長のハルキさんがリーダーを務める。 6月のオーディシヨンで60人の中から選抜され、2か月の特訓を経てデビューにこぎつけた。今後、学業と両立させながら、行政の啓発イベントや地域のお祭りなどに参加。駄菓子を配布しながら、笑顔の輪を広げていく。
「おじさんが手渡すより、かわいいアイドルからもらった方が」
全国の駄菓子メーカーが推進する駄菓子で世界を笑顔にするプロジェクトの一環。3月12日を「だがしの日」に認定。駄菓子を手渡しして笑顔を交換する社会貢献活動に取り組んできた。 やがて関係者の間で「おじさんが手渡すより、かわいいアイドルからもらった方がインパクトがあるだろう」との声しきりに。大阪の芸能事務所オフィス・ミナミカゼと大阪の製菓メーカー6社が連携して、駄菓子のアイドルユニットが実現した。
オリオン、コリス、チーリン製菓、トップ製菓、中野物産、パインが連携
製菓メーカーはオリオン、コリス、チーリン製菓、トップ製菓、中野物産、パインの6社。オリオンはココアシガレットや梅ミンツ、コリスはフエラムネ、中野物産は都こんぶなどで、おなじみだ。 ユニットメンバーは「梅ミンツが好き。酸っぱすぎず甘すぎないところが美味しい」「フエラムネを吹きながらおまけを開けるところが楽しい」などと独自の駄菓子哲学を解説しながら、「駄菓子で笑顔を届けたい」と、大張り切り。 会見に同席した関係者の大人たちも「大阪万博参加を目標に」「DAGASHIを世界の共通語にしたい」と意気込んでいた。 メンバーは今月24日、大阪・心斎橋でデビュー記念ライブを開催。オリジナルのデビュー曲が年内に全国リリースされる予定だ。 (文責・岡村雅之/関西ライター名鑑)