子どもが私立中へ進学 学費をどうやって捻出するか
2月1日から、いよいよ都内の中学受験が始まりました。千葉や埼玉、関西圏では1月に始まっていましたね。この記事が公開されるころには、今年の中学受験は落ち着きを見せ始めているでしょう。受験を目指す現在小学4年生、5年生のお子さん、親御さんは、自分たちの受験を思い浮かべ、緊張されている時期かもしれません。 さて、塾などのデータでは、都内の小学6年生の5人に1人が中学受験をしているといわれています。我が家の小6の五女のクラスでは、3分の2ほどもの子が受験するのだそうです。まれなことではなくなってきた中学受験ですが、入学後の学費の支払いを心配するご家庭は、特に新型コロナの影響を受けた今の時期においては少なくないようです。 私立中学校にかかる納入金は、初年度で100万円前後、2,3年生は60万~80万円ほど。もちろんそれ以上かかる学校もあります。この教育費の負担が中学校の3年間で終わらず、高校までかかる中高一貫校の場合、6年間の費用負担を覚悟しなくてはなりません。その後大学に進学するためには、さらに教育費が必要です。私立学校への進学を選ぶと、その先ずっと教育費がかかりがちになります。この多大な教育費は、どのように支払い、また準備していくとよいでしょうか。
教育費は基本、ランニングコストと考える
中学、高校とこれから成長していくお子さんにかかるお金を、入学前にしっかりためておくことは、多くのご家庭で簡単にはできないことです。さらに大学入学に向けて資金をためていかなくてはいけません。となれば、私立中学の授業料などの納入金は、教育費のランニングコストと捉え、毎月の生活費から負担できることが望ましいと考えています。 例えば年間の学校納入金が70万円ほどの場合、月の負担は約5万8000円です。確かに負担の大きい金額ではありますが、これまでも塾や習い事などの費用負担があったでしょうから、想像できる金額ではないでしょうか。この金額をしっかりねん出できるように、毎月のやりくりをしていきましょう。 そして、入学金や制服代、大学進学費用などの一時的にまとめて支払う金額は、教育費用の貯金としてためていくのです。毎月金額の大きな教育費を支払いながら、その先の教育資金をためていくのは大変なことですが、できないことではないのです。