もはやラフティングじゃ物足りない? 渓谷アクティビティを席巻する「沢登り」「シャワークライミング」「キャニオニング」の違いとは
暑い季節にぴったりな水辺のアクティビティ。海や近隣の河川だけでなく、涼しい渓谷で休日を満喫したいという人も多いのでは? じつは渓谷アクティビティには、定番の「沢登り」以外にも「キャニオニング」「シャワークライミング」といった名称があります。そこで今回は、渓谷アクティビティの特徴やそれぞれの違いについて紹介していきましょう。 【写真】話題の渓谷アクティビティの魅力をチェックする(全6枚)
「沢登り」と「シャワークライミング」じつは意味は同じ
まずシャワークライミングとキャニオニングの違いは、川を上るか下るかです。シャワーのように川の水を浴びながら登る(クライミング)のが「シャワークライミング」だと覚えれば忘れません。沢登りとシャワークライミングは、じつは同じ意味。強いて違いを挙げれば、登山の技法では「沢登り」、より水を浴びることが目的の川遊び体験ツアーでは「シャワークライミング」という言葉が好まれます。 川下りのアクティビティは「キャニオニング」ですが、下るときにゴムボートを使うのが「ラフティング」。キャニオニングは自分の体ひとつで川を下ることになるので、どの渓谷アクティビティにするかは、自分の好みや体力に合わせて選びましょう。
シャワークライミング&キャニオニングはエンタメ性抜群
シャワークライミングやキャニオニングは、大自然を肌で感じるスリリングな渓谷アクティビティです。ウォータースライダーのように岩肌を滑り降りたり、滝壺にダイブしたり、時にはロープやハーネスを使って沢を下ることも。川の水の冷たさや、自分の体を包む大自然の爽快感に、暑さを忘れて楽しめますよ。
大自然を満喫するためには遠出もアリ
渓谷アクティビティは東京・奥多摩や神奈川県丹沢、群馬県のみなかみが都心からのアクセスもよく、日帰りが可能な人気エリアです。深い緑に囲まれた水の透き通る渓谷での体験は、日々の疲れをしっかり癒やしてくれることでしょう。 沖縄県も渓谷アクティビティの人気スポットが多く、「やんばるの森」や西表島は亜熱帯の植物に覆われた独特の雰囲気が特徴です。普段なかなか目にすることのない亜熱帯のジャングルでアクティビティを楽しめば、日常を忘れて心も体もリフレッシュできるはず。 ただ1つ、渓谷アクティビティには危険を伴うことを忘れてはいけません。体験ツアーが実施されている人気エリアもあるので、まずは経験豊富なガイドのいるツアーを探しましょう。体験ツアーは必要な用具をレンタルできて持ち物が少なく済むので、初心者にぴったりの入門方法です。 「都会の喧騒から離れたい」「大自然の中で体を動かしたい」という人は、ぜひ渓谷アクティビティに挑戦してみてください。
野中陽平