個人昇格あるか!? J1クラブに推薦したいJ2最強の外国人(2)190cm超えの超怪物! 圧倒的なフィジカルで制圧するのは?
2024シーズンの明治安田Jリーグも全日程が終了。各クラブは、早くも来季に向けての補強に動いている。その中には様々なケースがあるが、いわゆる「個人昇格」はとくに注目ポイントと言えるだろう。今回は、個人昇格を狙えそうなJ2最強の外国人選手を紹介する。※来季J1に昇格する清水エスパルス、横浜FC、ファジアーノ岡山に所属する選手は対象外。スタッツはデータサイト『transfermarkt』を参照。情報はすべて12月13日時点。
DF:カイケ(ブラジル) 生年月日:2001年5月30日 所属クラブ:徳島ヴォルティス 今季リーグ戦成績:31試合0ゴール1アシスト 開幕から絶不調に陥り、今季の降格最有力候補として考えられていた徳島ヴォルティスだったが、後半戦で劇的な復調を果たし、最終的に8位まで順位を上げている。そんな中で、DFカイケはチームをJ1残留に導いた選手の1人となった。 23歳のブラジル人DFは、2022年にV・ファーレン長崎に加入した。昨季は大宮アルディージャに、そして今季は徳島に期限付き移籍している。これまではシーズンを通して安定した出場機会を確保するには至っていなかったが、今季はリーグ戦31試合に出場。主力としてチームを支えた。 最大の特徴は、圧倒的な高さとリーチの長さである。カイケは身長190cmとJリーグ有数の大型DFであり、いとも簡単に相手からのロングボールを弾き返す。また、長い足を使って相手選手からボールを絡めとることが可能で、守備範囲が広い部分も大きな武器だ。 高い身体能力を誇るカイケに対して、最終ラインにテコ入れを図りたいJ1のクラブが関心を示しても不思議ではない。彼ほどサイズのある選手はJ1にも殆どいないからだ。 現状は長崎から期限付き移籍中であり、長崎に復帰するシナリオも、徳島に完全移籍するシナリオも考えられるだろう。 まだ23歳と若く、足元の技術面なども含めて荒削りな部分も少なくない。が、ポテンシャルはJ2でプレーするディフェンダーの中でも随一のものをもっている。