【君島十和子さん】仕事と家庭の両立でパニック寸前…支えられた言葉とは?
ウー・ウェンさんの心動かされた言葉『さあ、何か作って⾷べましょう』
⽂化⼤⾰命の影響で⽗と離れ農村暮らしを余儀なくされた⺟。どんなにつらいときでも「さあ、何か作って⾷べましょう」と、少ない材料を⼯夫して温かいごはんを作ってくれていた。いつも前向きな⺟のこの言葉と、家族の食事に向き合う姿勢は、私の原点です。 ◇料理家 ウー・ウェン ’63年、北京生まれ。’90年に来日し、中国の家庭の味を日本の素材で手軽に作れる工夫を多数紹介。雑誌、新聞、テレビなど幅広く活躍。最新刊は『ウー・ウェンの 蒸しもの お粥』(高橋書店)。
取材・原文/吉川明子 イラスト/小笠原晴子 ※エクラ2024年10月号掲載