コスパは高い!新しくなったiPad Airは見た目も中身もよりProに近づいた
10月末に発売された第4世代のiPad Airは、11インチモデルのiPad Proと似たデザインへと変わりました。そこで、同機を実際に使ってみた印象などを交え、購入前にチェックしておきたいポイントを確認していきます。 【新しい「iPad Air」すべての写真を見る】
見た目は11インチ Proとほぼ同じ
第4世代iPad Airは、これまでProシリーズのみが採用してきた次世代のデザインへと刷新されました。側面部がフラットになり、ベゼルも狭くなっています。筐体サイズは、ほぼ11インチProと同じです。 ただし、「グリーン」や「スカイブルー」といったカラーバリエーションが選べるのはAirだけ。色味が気に入ったらAirを優先して選ぶというのもアリでしょう。 ホームボタンを備えた前世代モデルと比較すると、ディスプレイサイズは10.5インチから10.9インチへと拡大しました。解像度は、2360×1640ピクセルへと増えていますが、画素密度は264ppiでシリーズ共通。輝度については最大500ニトで、Proシリーズの600ニトには劣りますが、普段使いでこの差が気になることはほとんどありません。 ディスプレイはフルラミネーション、反射防止コーティング、P3の広色域、TrueToneの4点をサポートする点に注目です。イラスト作成や写真編集などのアプリを利用する際はもちろん、コンテンツビューワーとして使うのにも適しています。 ただし、内蔵スピーカーは2基のみ。上位のProシリーズのように4基のスピーカーでウーハーとツイーターを使い分けるようなことはしてくれません。とはいえ、端末両端にスピーカーが配置されているので、ステレオサウンドは十分に楽しめました。 ディスプレイ回りで1点注意したいのは、ProMotionテクノロジーに非対応であることです。そのため、リフレッシュレートは最大60Hzであり、Proシリーズの120Hzには劣ります。そのため、筆を動かす速度が速くなると、筆跡が遅れて表示されるような感覚になる点は理解しておきましょう。 Proに慣れてしまっている筆者の主観として、机上にiPadを置いてデッサンするような場面では、リフレッシュレートの差はさほど気になりませんでした。一方、会議や講義で速記するような場面では、スムーズさに欠ける印象です。電子手帳やメモ的な運用をメインに想定している場合には、追加費用を出してProを選んで快適さを重視すべきか一考してもいいかもしれません。