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メルセデスの旗艦・新型Sクラス公開。自動運転の対応などハイテク技術のオンパレード

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独ダイムラーは9月2日、ラグジュアリーサルーン「Sクラス」の新型をワールドプレミアした。1951年に登場した「220」に端を発し、1972年登場のW116型初代「Sクラス」から数えて、7代目となるフラッグシップセダンのSクラス。新型は高級感や安全性といった従来の価値を守りながら、数多くの革新的な機能・装備を提げ、オンライン上でその先進性の一端を明らかにした。 【動画付きで見る】 デザインは、重厚さを持ちつつも、洗練された雰囲気。シャープな印象のヘッドライトとメルセデスを象徴する存在感あるラジエターグリルを組み合わせ、新たな表情を作り上げている。なおラジエターグリル内には、レーダーやレーザーなど各種センサーを搭載し、安全を守る眼として機能も果たす。ヘッドライトは上辺を縁取るL字型のLEDシグネチャーにドットデザインを組み合わせることで、一目でそれとわかる意匠を得ている。またリアコンビネーションランプも立体的に輝く高級感を感じさせるものとなっており、あらゆる角度から進化したことを印象付ける。 ボディサイズは全長5179×1954×1503mm(ロングホイールベース仕様は全長5289mm)と従来モデルに比べてそれぞれ拡大しているものの、後輪を逆位相に最大10度操舵する4輪操舵システムにより、取り回し性を高めているのは特筆できるポイントだろう。 インテリアは過度な加飾を避け、ミニマリズムを追求することで高級感を追求。いわば装備を足して高く見せるのではなく、引き算により今の時代にふさわしい高級車のあり方を提案するアプローチだ。インスピレーションを得たのはヨット。そのキャビンのような上質なマテリアルを随所に取り入れ、心地よさを感じさせる仕立てとしている。 Sクラスは、従来より先進的な技術をふんだんに盛り込んでいたが、新型のハイテク感はすさまじいものがある。たとえば、顔認証や最新PCのようにタッチセンサーに触れるだけでドライバーを認識し、その人の好みの室内環境を作り上げるというレベルまで進化している。 夜間ドライブでは、過度にならないように随所にイルミネーションによる光の演出を取り入れ、情感に訴える心地よい環境を提供するとともに、そのイルミネーションは、安全性能の向上にも寄与する。たとえば危険が迫った際に、警告灯だけでなく、イルミネーションの色や照射パターンが変化し、ドライバーに注意を促す働きもする。 さらに従来型より採用されたコントロールセンター的な役割を果たすMBUXは、前席と後席のシートで、それぞれの人に合わせて機能の提供が可能になった。例えば後席から「ハイ、メルセデス」と呼びかけ、その席のマッサージシートを作動させたり、音楽を再生できるという具合。さらに新型SクラスではMBUXを介して、自宅の対応製品への遠隔操作にも対応している。たとえば消し忘れた自宅のライトを消灯したり、商品の購入も可能という。しかもドイツ国内のみならず、その市場に応じた提供するサービスを最適化することも視野に入れている。 ちなみにシートは1席当たり最大18のモーターを備えるほか、4Dサウンドシステムを内蔵。乗員にとって心地よい環境を作り出す。 パワートレインは、デビュー時は3 リッター6気筒のガソリンまたはディーゼルが用意され、ガソリンの「S450 4MATIC」と「S500 4MATIC」と、ディーゼルの「S350d/S350d 4MATIC」と「S400d 4MATIC」をカバーする。またV8の追加も予定されているほか、最大100kmまでEV走行が可能なPHV仕様も2021年に登場予定だ。 メルセデスが付加価値とする高い安全性もさらに引き上げられた。側面からの衝突を検知して車高を高くして乗員の保護能力を高める機能や、後席前方のエアバッグ、見通しの悪い道で進行方向をヘッドアップディスプレイに表示する機能など、リアルワールドで役立つ安全装備をさらに充実させている。 運転支援装置についても、2021年後半にはドイツ国内でレベル3(条件付き自動運転)に相当する自動運転「ドライブパイロット」の提供を開始する予定。さらにドライバーなしで車庫入れや出庫を行うレベル4(特定条件下における完全自動運転)に相当する一部機能の採用も導入される。ただこちらは国や地域により法規が異なるため、日本市場での展開は少し先になりそうだ。 このように全方位的に進化する新型Sクラス。とりわけ乗員の快適性やおもてなし装備の充実は目を見張るものがある。早く日本で実車を見みられる日が待ち遠しい。

株式会社カービュー

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