子どもを“浪費家”にさせる親の一言とは? 米国在住シングルマザーが驚いた、アメリカ人が子どもに絶対言わない「意外な言葉」
アメリカでシングルマザーをしながら、子育てについて発信しているひろこです。 私は息子が4歳ごろから家庭でのお金の教育に取り組んでいるのですが、その過程でアメリカ人がどんなお金の教育を子どもにしているのかもたくさん調べてきました。 【あわせて読みたい】「本当に賢い子」=「頭のいい子」ではない。元教師が実践した、頭も心も「賢い子」に育つ“ある習慣”とは その中で知った、アメリカで子どもに言ってはいけないとされている言葉や、スーパーに子連れでお買い物に行ったときに役立つ声掛けを紹介します。
子どもを浪費家にする!?子どもに言ってはいけない言葉
アメリカでお金の教育に関する記事を読んでいると、「子どもに言ってはいけない言葉」として必ず出てくる言葉があります。 それが “We can't afford it.” お金がないから買えないよ。 息子がまだ小さかった頃、おもちゃをねだられた時によく使っていた言葉だったので、「言ってはいけない言葉」として紹介されていたことに驚きました。 「買えないよ」と言ってしまうと、買うか買わないかは自分の意思ではなくて、お金次第。つまりお金が自分の行動をコントロールしている感覚になってしまうので、お金がない状態をみじめに感じてしまいます。 逆にお金があったら買えるということなので、お金があるときはあるだけ使ってしまう浪費家の考えにもなってしまうそうです。 でも「買わないよ」と子どもに言うと、買うか買わないかを決めているのは自分。お金をコントロールしているのは自分だという意識を持たせることができるので、お金があるかどうかではなくて、必要かどうかで判断してお金を上手に使えるようになるそうです。 「買えないよ!」「そんなお金ないよ!」の代わりに使えるフレーズがこちら。 「他に買うものがあるから、これは買わないよ」 「旅行に行くためにお金を貯めているから、これは買わないよ」 「今日は他のものを買うために来たから、これは買わないよ」 「買えないよ」ではなくて、今は必要がないから「買わないよ」という言い方ができます。 たった一文字の違いなのに、子どもがお金に対して持つイメージが全然変わるんですね。