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ロシアの多目的実験モジュール「ナウカ」の真空試験を実施へ

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ロスコスモスは4月17日、打ち上げに向けて準備が進められている多目的実験モジュール「ナウカ」の真空試験がクルニチェフ宇宙センターで実施されることを発表しました。ナウカは4月16日に真空チャンバーへと設置されており、およそ1か月に渡り気密性の試験を受けることになります。

■ゴーサインが出れば2021年初頭にも打ち上げられる予定

ナウカ(ロシア語で「科学」を意味する)は国際宇宙ステーション(ISS)のロシア区画に結合される予定のモジュールです。ISSで最初に打ち上げられた基本機能モジュール「ザーリャ」の予備機に改修を加えたもので、科学実験用の小型エアロックと欧州で開発されたロボットアームを備え、モジュールの内部と外部に実験装置を取り付けることができます。また科学実験だけでなく、酸素供給や水再生システムといった生命維持に必要なシステムも備えています。 ロスコスモスのドミトリー・ロゴージン長官は、真空試験が終了次第ナウカをバイコヌール宇宙基地へと移送してその後の試験を行い、2021年の初めに打ち上げる予定であることを発言しています。ナウカの打ち上げスケジュールは機体で問題が見つかったことから当初の予定よりも遅れており、一時はJAXA(宇宙航空研究開発機構)の若田光一宇宙飛行士が船長(コマンダー)としてISSに滞在中の2014年5月にドッキングすることが予定されていましたが、その後延期されています。 試験を終えて打ち上げられたナウカは、現在ロシア区画のエアロックを兼ねているドッキング室1「ピアース」が結合している位置にドッキングします(ピアースはナウカの到着前に補給船「プログレス」を使って切り離し、プログレスとともに廃棄されます)。その後は小型研究モジュール1「ラスヴェット」(2010年5月打ち上げ)とともに一足先に運ばれていた小型エアロックやラジエーターなどを取り付ける作業が予定されています。 なお、ロスコスモスではドッキングポートを増やすノードモジュールをナウカに結合した上で、モジュールをさらに追加することも計画しています。

松村武宏

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