クルマ購入の最新テクや目標値引き額も伝授。新春「初売り商戦」はこのクルマを狙え!
昨年は国産車の売れ筋モデルが相次いで新型に切り替わり、超激戦状態になっている。いったいどれを選べばいいのか? 自動車購入ガイド誌で編集長を務めた経験を持つジャーナリスト・渡辺陽一郎氏が今年買うべきクルマを徹底指南する! 【写真】今年狙うべき10車 ■初売りから3月の決算商戦は始まっている ――新年を迎えて、各自動車メーカーは「新春初売り」に力を入れてますね。 渡辺 今年はコロナの影響で地域により開始日に差がでそうですが、例えばダイハツやスズキは、例年であれば1月3日から初売り営業を開始しています。4日、5日に初売りを始める販売会社も多い。 ――ズバリ初売りの魅力は? 渡辺 ディーラーオプション10万円プレゼントや特別金利のローンなど"お年玉"的な条件が飛び出すケースがあります。でも本当に、オイシイのはそこじゃありません。実はこの初売りから3月の決算商戦は始まっているんです。 ――どういうこと? 渡辺 3月の決算フェアの実績を販売店が数字に反映させるには、3月中に登録(軽自動車は届け出)する必要がある。そうなるとコロナの影響などで納期の遅いクルマについては、3月中に登録するには遅くとも1月中旬に契約しないとマズい。 つまり、初売りの結果によって3月の決算が左右される可能性があるんです。そのため各社とも初売りに力を注ぐわけです。 ■ノートのオプションに注意せよ! ――で、今年の注目車ですがトップバッターは? 渡辺 12月23日に発売開始された日産の新型「ノート」でしょうね。新車が少ない日産党にとっては注目の一台だと思います。ちなみにノートは2005年の発売以来、これまでに146万台を販売した日産の主力車です。 ――大ブレイクは2012年に全面改良した2代目ですね。 渡辺 正確には16年のマイナーチェンジ時に追加したeパワーの投入で人気に火がつきました。滑らかな加速や静粛性などが評価されて販売が一気に伸び、新車販売(軽自動車除く)では17年から3年連続で小型車トップ。18年には日産史上初の年間1位に!