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マスク拒否のホワイトハウスで、コロナ対策を率いるファウチ博士らが自主隔離

配信

ニューズウィーク日本版

<報道スタッフの感染判明後に自主隔離していた副大統領は公務に復帰したが、ホワイトハウス関係者の感染拡大を心配する声も>

ホワイトハウス内部で新型コロナウイルス感染症が蔓延しているのではないか、という懸念が高まるなか、8日の検査で、マイク・ペンス副大統領の側近に感染が確認された。ペンスは2日の間、ホワイトハウスでの会合を欠席して自主隔離しただけで、11日からはホワイトハウスで公務を再開するという。【クリスティーナ・チャオ】 【動画】米軍飛行部隊がNY市民に感謝とエール コロナウイルスに感染したのはペンスの報道担当者ケイティ・ミラーで、ホワイトハウス内のさまざまなスタッフと接触する立場にあった。デビン・オマリー副大統領報道官は10日、「引き続きホワイトハウス医療チームの助言に従う」と本誌に語った。「さらに、ペンス副大統領は毎日検査を受けており、結果はすべて陰性が続いている」と明かし、11日にはホワイトハウスに出勤する予定であること述べた。 <コロナ対策トップ3が自主隔離> ウイルスの脅威は、ホワイトハウスに助言するアメリカ有数の感染症専門家にも忍び寄っている。米CNNテレビは9日、疾病対策センター(CDC)のロバート・レッドフィールド所長や国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長、食品医薬品局(FDA)のスティーブン・ハーン長官という米政府の新型コロナ対策チームのトップ3人が、2週間の自主隔離に入ることを報じた。ホワイトハウスで、新型コロナウイルスの検査で陽性と診断された人物と接触した可能性があるためだ。その人物が誰かは明らかにされていない。 なかでもファウチは、感染症対策でアメリカ人が最も信頼する科学者だ。会見では、トランプの非科学的なウソをその場で訂正したり、訂正しようとしてトランプに発言を阻止される場面もあった。 現在のところホワイトハウス関係者の感染はミラーを含めて3名となっている。ミラーの感染が確認された前日にあたる7日、トランプの身の回りの世話をするスタッフの陽性が判明した。また3月には、ペンスの別のスタッフの感染が確認されている。 ホワイトハウスではドナルド・トランプ大統領自らが公の場ではマスクをすることを拒否しているため、CNNによれば最近の閣議でも誰もマスクをせず、トランプが軍幹部の隣りに座る場面もあったという。 トランプは記者会見で、ミラーが検査で陽性になったことを認め、「ケーティはすばらしい女性だ」と彼は言った。 「これまでずっと検査を受けてきて陰性だったが、突然、陽性の結果が出た」と語った。

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