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1日3回の歯磨きが心臓の健康を守るって本当? 専門家が回答!

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ウィメンズヘルス

健康で白い歯を保つために、少なくても1日に2回歯磨きをするように歯科医にアドバイスを受けたことがある人は多いのでは? しかし、新たな研究によると、3回目の歯磨きを習慣付けることで、心臓の健康を守れることが判明したそう。詳しくをみていこう。 【写真】口臭・虫歯・歯周病…。「オーラルケア」のマイスターがオススメする口内トラブル予防法

予防心臓病学専門誌『The European Journal of Preventive Cardiology』に掲載されたこの研究では、不整脈や心不全などの心臓病の既往歴がない16万1,286人の韓国人被験者を追跡し調査したもの。 被験者たちは、歯科検診を含む定期健康診断を受け、研究者たちは約10年後の彼らの心臓の健康状態を確認。 その結果、少なくても1日に3回歯磨きをしていた被験者は、心不全の発症リスクが12%、血流不足を引き起こす不整脈や心房細動の発症リスクが10%も減少していることが明らかになった。これは、被験者の運動量と飲酒量、高血圧の有無などを考慮しても同様の結果が認められている。 しかし、家で歯磨きをすることだけが唯一効果的というわけでない。定期的に専門家による歯のクリーニングを受けている人も、心臓疾患の発症リスクの低下に関連していることが判明。 だがこの研究は、良好な口腔状態と心臓の健康状態を関連付けた最初の研究ではない。2016年に歯科研究誌『Journal of Dental Research』に掲載された論文によると、根管治療が必要な被験者たちは、健康な歯を保つ被験者に比べて、急性冠症候群(心臓発作を引き起こす症候群)になる確率が3倍も高いことが分かっている。

歯磨きが心臓の健康に有益な理由とは?

理由ははっきりと解明されていないが、頻繁に歯を磨くことで、歯と歯茎の間に生息する細菌の数を減らせるからではないかと研究者は推測している。口内細菌が少なければ、血流侵入する細菌の数も減少するから。 「歯茎の細菌感染が血液に侵入すると、心内膜炎と呼ばれる心臓弁の損傷につながる恐れがあります」と説明するのは、コロンビア大学アーバイン・メディカル・センターで共同ディレクターを務め、ニューヨークプレスビティリアン病院に勤務する心臓専門医のジェニファー・ヘイス医学博士。感染症を放置しておくと、命にも関わる深刻な合併症を引き起こすという。 これに加え、歯磨きには、体内の炎症を引き起こす歯肉炎や虫歯のような感染症を減少させる効果があると話すのは、カリフォルニア州のファウンテンバレーにある「メモリアルケア・ハート・ アンド・ヴァスキュラー・インスティテュート」に勤務する心臓専門医のサンジヴ・パテール医学博士。「体内の炎症は、脳卒中や心臓発作のリスクを増加させます。歯と歯茎を清潔に保つことでこのような炎症を軽減できるのです」

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