JR貨物列車脱線 本格的な復旧は来週以降か「運転再開めど立たず」 鹿児島・川内駅
南日本放送
JR鹿児島本線の川内駅で12日起きた、貨物列車の脱線事故で、川内と隈之城の間で終日運転を取りやめ、影響が続く中、本格的な復旧作業は来週以降に行われる見通しであることが分かりました。 【写真を見る】JR貨物列車脱線 本格的な復旧は来週以降か「運転再開めど立たず」 鹿児島・川内駅 12日未明、JR鹿児島本線・川内駅近くの線路の切り替えポイント付近で、貨物列車の前方3両が脱線しました。この影響で、川内駅と隈之城駅の間は終日運転を取りやめていて、13日は在来線62本が運休し、およそ7000人に影響が出ました。 JR九州は、川内と鹿児島中央の間で九州新幹線による代替輸送で対応しています。 (川内駅の利用者) 「新幹線だと早く出ないといけないので大変だった」 「(復旧に)何日かかるか分からないけど、学校や仕事があるので早く復旧してほしい」 (記者)「きのう脱線事故を起こした車両の近くで、状況を確認している」 13日は、国の運輸安全委員会の事故調査官が運転士への聞き取りなどをしました。 (運輸安全委員会 高橋正樹・鉄道事故調査官)「(脱線が)どこから始まったのかを調べようと思ったが、状況が複雑で今のところ分かっていない。来週以降、再調査の日程を調整。現場はまだ保全しています」 JR貨物などによりますと、脱線した車両は、15日までに現場から全て移動させる予定で、本格的な復旧作業は来週以降となる見込みです。 運転再開の時期について、JR九州は「めどが立たず、時間を要する」とし、明らかにしていません。
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