「え、ジュニアシートがない…」カーシェアに異変、これまで標準搭載されていたが順次終了中。理由は?
道路交通法では、チャイルドシート・ジュニアシートの着用義務があるのは6歳未満とされている上、罰則も運転手の交通違反点数が1点加点されるのみと軽い。 SNSや自身のサイトでチャイルドシートに関する情報発信を長年続けているチャイルドシート総合研究所の所長は「ドイツなど諸外国の規則に比べ、日本は圧倒的に緩い」と話す。また、「JAFの着用目安と道交法の着用義務の年齢に乖離があることも、ジュニアシートの必要性の周知を阻む一因になっている」(所長)という。
パーク24によると、「2023年9月以降に新たに配備した車両にはジュニアシートは搭載されないが、従来ジュニアシートを搭載している車両は、汚れや破損、紛失等が無い限り撤去はしない。ジュニアシートが全台で搭載されていない状態になるのは数年先と想定される」という。 タイムズカーの場合、利用予定の車のジュニアシートの有無は備考欄で確認できる。 必要な人は子どものために、まずは搭載されているか否かを確認するところから始めたい。
佐藤 隼秀 :ライター