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エキソニモ初の大規模個展が東京都写真美術館で8月に開催。初期から現在までの代表作を再構成

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美術手帖

 エキソニモ は1996年、千房けん輔と赤岩やえによって結成されたアート・ユニット。デジタルとアナログ、ネットワーク世界と実世界を柔軟に横断しながら、実験的なプロジェクトを数多く手がけてきた。現在はニューヨークを拠点とする。  2006年には移動するバスにウェブカムを仕掛け、一定間隔で撮影された周囲の風景をバスのかたちの折り紙の型紙に投影し、ウェブに記録し続けた作品《The Road Movie》(2005)で「アルスエレクトロニカ」でゴールデン・ニカ(大賞)を受賞。また11年の第4回恵比寿映像祭のオフサイト・プロジェクトでは、観客参加型の大規模な屋外インスタレーション《The EyeWalker》を実現し、話題を呼んだ。  そんなエキソニモの全国初となる大規模な回顧展が、東京都写真美術館で開催されることが決定した。会期は8月18日~10月11日。  出展作品は、マウスを破壊するときのカーソルの動きを記録し、デスクトップ上で再現するソフトウェア作品《断末魔ウス》(2007)や、かつてリビングの中心にあった暖炉とその位置を奪ったテレビ、そこで人気を誇る暖炉の映像を中継する番組にフォーカスし、マウスやキーボードを暖炉のなかで燃やす様子を撮影した映像作品《Fireplace》(2014)、絵の具のボトルの映像が映し出された液晶ディスプレイの背景部分を、実際に同じ色の絵の具で塗りつぶした《Heavy Body Paint》(2016)など。  そのほかにも本展では同館の収蔵作品を含め、初期から現在までの代表作を再構成。インターネット時代以降のアートを取り囲む状況を考察することでメディア史を再考し、新たな切り口からエキソニモ作品の魅力に迫る。

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