第一印象どおり、やっぱり「感じがいい人」と思われている女性が、自然とやっている「しぐさ」とは。誰でもすぐにできる簡単なことだった
お辞儀は腰から頭まで一直線上に。好印象なお辞儀を
お辞儀をする時には腰から頭までは一直線で、腰から身体を傾けます。というと「そんな杓子定規な」と思う方もいるでしょう。しかし、なんとなく頭を下げるのではなく、きちんとした角度のあるお辞儀こそ、相手へ好印象として残ります。 また、挨拶で「残心」を残しましょう。「残心」とは、最後まで心を込めて挨拶をすることで相手にその心が伝わることです。この残心が有る場合と無い場合とでは、お相手が受ける印象も大きく変わるものです。
挨拶の時の表情は「温顔」で。「笑顔」と「温顔」は違うもの
はじめましてのシーンではぜひ、「温顔」で接することを意識してみましょう。温顔とは作り笑顔ではなく自然ににじみ出た美しい顔のことです。温顔であれば、相手に「話しやすい人だな」という好感を与えることができます。口角を少し上げる意識をするだけで、明るく優しい気持ちになってきます。
アイコンタクトも忘れずに
挨拶の際は相手の目を見てしっかりとアイコンタクトを取ります。 目は心のあらわれとされ、目を見ることは相手への好意ややる気を示します。目をそらすことは不快ややる気のなさを与えてしまい、失礼にあたりますので注意しましょう。 また、目だけでなにかを訴えよう、あうんの呼吸で伝えようとしても海外の方には通じません。ぜひ、作法に適った正しく美しい挨拶をすることは、エレガントの観点からも見習いたいですね。
身だしなみと同じくらい大切な「表情」
見た目が第一印象を大きく左右するといいますが、服装やメイクよりも「表情」が非常に大切です。男女問わず温顔が素敵な人には愛嬌が感じられますし、癒やしや幸福感をも与えられます。 本記事では、初対面で好印象を与えるための姿勢や表情についてお伝えしました。 続きの【後編】では、初対面の相手と会話の糸口をつかむスマートな気遣い、印象のいい話し方や聞き方のコツなどについてお届けします。
エディター・ライター/(一社)日本プロトコール&マナーズ協会理事 高谷治美