インサイドを圧倒した三遠ネオフェニックス、レバンガ北海道のディフェンスを攻略して敵地で2連勝
川嶋勇人が第3の選手として活躍
その後も三遠の勢いは止まらない。今度はマンツーマンで全員がプレッシャーを与えて北海道のパスコースを塞ぐと、川嶋がスティールして速攻へ繋げる。さらに川嶋はドライブやミドルシュートを沈めるだけでなく、リバウンドをティップしてイェロヴァツの3ポイントシュートへ繋げるなど、ビッグマンに続く第3の選手として活躍する。 それでも三遠はテイラーに連続で3ポイントシュートを許してしまい残り1分半で72-69と点差を詰められるが、川嶋が今度はディフェンスで仕事をする。テイラーに対して間を空けずにピッタリとマークすることで、シュートチャンスを与えない。そして、オフェンスでは勝負どころでしっかりとシュートを決めきった。 北海道はここからファウルゲームに持ち込むが、この日の三遠はフリースロー18本中17本成功と好調で、この後も確実にフリースローを沈めることで80-74で勝利した。 イェロヴァツが22得点、ハントが20得点を挙げたが、川嶋も19得点と外国籍選手に頼るだけでなく、日本人選手も勝負どころを抑える活躍をしたことは大きい。 ホームで連敗を喫したレバンガ北海道の宮永雄太ヘッドコーチは「今日の試合、選手は最後まで戦う姿勢を見せてくれたと思います」とコメントし、こう続けた。「これまでも課題であった後半の戦い方として、一つ一つの細かいところを選手たちとコミュニケーションを取りながら改善をしようとしていましたが、40分間継続できない部分はまだまだなので、一つずつ解決していきたいと思います」
バスケット・カウント