石岡一応援グッズ続々 市が作製庁舎にのぼり、ポスターなど 選手へメッセージ募集 /茨城
<第91回センバツ> 第91回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)に21世紀枠で初出場する石岡一を後押ししようと、石岡市はオリジナルのぼり旗やポスターなどを作製した。市役所本庁舎などに特設コーナーも設置し、センバツに挑む選手たちを励ます応援メッセージを募集している。 作製したのは「がんばれ!石岡一高野球部」などと書かれたのぼり旗(縦180センチ、横60センチ)500本、卓上ミニのぼり旗300本、ポスター300枚の計3点。庁舎内だけでなく、近隣商店街などにも配布された。 2月下旬からは市役所本庁舎▽八郷総合支所▽石岡運動公園▽八郷総合運動公園▽石岡市観光案内所の計5カ所に野球部応援特設コーナーを設置した。シールタイプの野球ボールを模したカード(直径約10センチ)とA4ノートに応援メッセージを書き込んでもらい、カードは模造紙に貼り付けてもらう。 同庁舎1階正面入り口に設置された模造紙には、「仲間を信じて、ファイト!」「夢舞台を楽しんで」などと活躍を期待する多くの声が寄せられていた。カードとノートは野球部に届けるという。 このほか、毎月発行している市の広報誌「石岡」の3月1日号(全16ページ)で、同校を7ページにわたって特集。野球部の活躍だけでなく、センバツ出場で盛り上がる地元の声や、農業系学科のある同校と同じく実業科目を学ぶ石岡二・生活デザイン科や石岡商・情報処理科の生徒も紹介している。 取材・編集を担当した市秘書広聴課の高橋真希さん(30)は「市内から甲子園初出場ということで、市民の皆さんがより一体となり郷土愛を深めてもらえれば」と話した。市は同庁舎1階多目的ホールで、石岡一の初戦のパブリックビューイングを実施する予定。 大会は15日に組み合わせ抽選会があり、23日に兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕する。チームは18日に甲子園へ向けて出発する。【川崎健】 ◇下半身強化へ「跳び箱」練習 選手たち考案 石岡一のグラウンドの左翼近く。筋力強化の器具がずらりと並んだ一角で、選手たちがリズムよく跳び箱の上段に向かってジャンプを繰り返していた。 横向きに設置された3段の跳び箱に、両足でジャンプして上り、両足で地面に着地する。この動きを何度も繰り返す。下半身強化を狙い、選手たちが考案したトレーニングメニュー。松野稜投手(2年)は「(ボールの)リリース時にしっかり踏ん張れるようになった」と成果を強調した。【川崎健】