マンUの“210億円FW”、自身のキャリアで「唯一の後悔」とは? 「今となっては…」
慈善活動に積極的なラッシュフォード、伝説の名将ファーガソンも称賛
マンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードが、キャリアにおける“唯一の後悔”を明かした。英紙「デイリー・メール」が報じている。 【動画】ユナイテッドFWラッシュフォード、DF翻弄のドリブルシュートの瞬間 現在23歳のラッシュフォードは18歳だった2015-16シーズン途中に、当時のルイス・ファン・ハール元監督の下で鮮烈なデビューを飾り、そのままトップチームに定着。ユナイテッドとイングランド代表の主力選手として活躍している。 先日発表されたスイスの調査機関「CIES Football Observatory」による市場価値ランキングでは、1億6560万ユーロ(約210億円)でノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランド(ドルトムント)らを抑えて1位になり、“世界で最も価値のあるサッカー選手”として話題になった。 若くしてトップ選手となったラッシュフォードだが、称賛を浴びるのはピッチの上だけではない。昨年、新型コロナウイルスの感染拡大により英国全土でロックダウンとなるなか、貧困家庭に向けた無料の給食提供継続を政府に訴えるなど慈善活動に積極的に取り組んだ。そうした活動が評価され、10月には大英帝国勲章も授与された。 ラッシュフォードはフットボールライターズ協会(FWA)のトリビュートアワードでも表彰を受けた。そこで元マンチェスター・ユナイテッド監督のサー・アレックス・ファーガソン氏も「彼がここ数カ月で成し遂げたことはとても驚くべきことであり、本当に素晴らしい功績だ」と、ラッシュフォードへ称賛の言葉を送っている。同氏はラッシュフォードがアンバサダーを務める慈善団体「FareShare」に、200万ポンド(約2億8000万円)の寄付も行っている。 ラッシュフォードはファーガソン氏について、次のように語っている。
ファーガソンからの称賛は「信じられないような経験」
「私にとって(ファーガソンからの称賛は)信じられないような経験でした。私のキャリアの中で唯一の後悔は、サー・アレックスの下でプレーする機会がなかったこと。それは今となっては絶対に起こらないことだが、彼と電話で10分か15分だけでも会話できたことは素晴らしい経験でした。彼が事情を把握し、助けたいと思ってくれたことは本当に嬉しい。彼は最初から私の活動をサポートしてくれています」 ラッシュフォードは7歳でユナイテッドのアカデミーに加入するも、ファーガソン氏が2013年に監督業から引退。同氏が率いるトップチームでプレーすることはなかった。監督と選手という立場で過ごす時間が得られなかったことは、選手キャリアの心残りとなっているようだ。
Football ZONE web編集部