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やってはいけない確定拠出年金の投資行動?!

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ファイナンシャルフィールド

新型コロナウイルス騒動で、確定拠出年金(以下、DC)が目減りしている方も多いと思います。国際通貨基金(IMF)の試算では、リーマンショック以上に経済が落ち込むとの予測も出ています。 今回のコラムは、「やはり投資は危ない。投資はもうやめよう」と思っている方にこそぜひ読んでいただきたい、やってはいけないDCにおける投資行動です。

過去に何度もあった大暴落

2000年のITバブル崩壊や2008年のリーマンショックなど、過去を振り返れば株価の大暴落が何度もありました。しかし世界の株価、特にアメリカの株価は何度もの経済危機を乗り越えて、長期的には右肩上がりの成長を続けています。 今回の新型コロナウイルスの影響はリーマンショックの数倍との試算もあり、過去のデータをそのまま当てはめることは危険かもしれませんが、例えばワクチンや治療薬が開発されれば、この騒ぎは収束するかもしれません。 その時に世界経済がどれだけダメージを負っているか予想することは困難ですが、少し時間がかかったとしても、やがて今までのような生活に戻れる可能性はあります。そしてそのころには、企業や社会、そして経済活動がある程度回復していると考えられます。

大暴落時のやってはいけない投資行動

今回の新型コロナウイルス騒ぎのように、株価が大暴落している時の投資行動として、大きく分けて以下の3つの選択肢が考えられます。 (1)これ以上損をしたくないので、運用資産を全部元本保証の定期預金にする (2)株式等のリスク資産の比率を増やしてより積極的に投資する (3)今までどおり積立投資を継続する みなさまはどのように考えていますか? 株価が暴落した時に一番やってはいけないのは、(1)の全部定期預金にすることです。一見これ以上損を増やさない賢明なやり方のように見えますが、なぜダメなのでしょうか? リーマンショックの時を例に見てみましょう。 図1は2005年1月から10年間毎月1万円積立投資をした場合のグラフです。投資商品は内外の資産に分散投資する三菱UFJプライムバランス(安定成長型)で試算してみました。リーマンショックの時にも、積立投資を継続した場合の資産残高を青線で示しています。 2008年のリーマンショック後もしばらくは損益がマイナスでしたが、2013年には損益がプラスとなり、2014年12月末時点では約44万円(37%)の利益となっています。 それに比較して、リーマンショックの株価暴落時2009年1月にすべて定期預金に切り替えて、毎月の積み立ても定期預金にしてしまった場合の資産残高を赤線で示しています。 もうお気づきと思いますが、リーマンショックの時にこれ以上損をしたくないと思って、定期預金に切り替えた場合は、その後の株価の上昇にも関わらず2014年12月でも運用益はずっとマイナスのままとなっています。 図1 バランスファンド10年間の積立投資

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