田中が元Bellatorファイターと対戦

　2025年1月12日（日）、大阪府豊中市の176BOXで開催される『GLADIATOR 029』にて「GLADIATORライト級王座決定戦」として、田中有（総合格闘技道場Reliable）vs.デマルケス・ジャクソン（キルクリフFC/米国）が決定した。 【写真】UFC登竜門のLFAでタイトルマッチを戦ったジャクソン ▼GLADIATORライト級王者決定戦 5分3R 田中 有（総合格闘技道場Reliable） デマルケス・ジャクソン（キルクリフFC/米国） 　キ・ウォンビンの王座返上後、暫定王者の佐々木信治が正規王座に就いていたライト級王座だが、佐々木は6月の『ZFN01』でキム・サンウクに判定負けで引退。GLADIATORライト級王座は空位となっていた。 　MMA6勝4敗の田中は、2023年12月の『GLADIATOR 024』での「挑戦者決定戦」でグスタボ・ウーリッツァーを判定3-0で下し、その権利を有していたにも関わらず、機会が巡って来なかったことを受けて、3月にジョン・ハングクと暫定王座決定戦を戦っている。その試合は、ハングクが計量失敗で田中が勝利した時のみ暫定王者が誕生する変則タイトル戦で、ハングクがカーフスライサーでタップ奪うも体重超過の規定によりノーコンテスト。暫定王座は空に浮いたままとなっていた。 　本来であれば田中とハングクとの間で、今回の王座決定戦を組むべき状況だったが、ハングクがBlack Combatと契約を結び、GLADIATORで試合を組むことが困難な状況となったため、今回、デマルケス・ジャクソンとの王座決定戦が組まれることとなった。 　ジャクソンはMMA13勝8敗。フロリダの名門キルクリフFCの所属で、同ジムのチームメイトである佐藤天の強い推薦により、今回のタイトルマッチ出場が決まった。 　GLADIATORとパートナーシップを結ぶLFAでハーヴェイ・パークを相手にタイトル戦を経験し、メジャー団体のBellatorで1勝2敗など大舞台で活躍してきたジャクソンが、初来日でどのような力を発揮するか。田中が念願のベルトを巻くこととなるのか。熱戦に期待だ。 　ライト級王座決定戦に臨む田中は、主催者を通じて「タイトルマッチに向けて前回の試合は情けない試合をしてしまい自分に呆れてしまい『もうダメかな』と思って弱気になっていました。でも今の自分は違います！ 僕にとってはこれがラストチャンスだと思っています。絶対勝つ。なんとしでも勝つ。死に物狂いで勝ちにいく。それしか考えていません。絶対チャンピオンになり、GLADIAORを背負い、LEAや世界の舞台に自分も挑戦したいです！ 2025年1発目の試合、GLADIATORを盛り上げます! 皆さん、楽しみにしていて下さい!!」と意気込み。 　United Fight Leagueで2連敗中ながら激闘を展開しているジャクソンも、「日本のMMAの影響でMMAを見始めた。だから日本のMMAファンの前で戦うのは私の生涯の夢だった。GLADIATORのために、そして彼らのタイトルベルトを賭けて対田中優と戦うことにとてもワクワクしている。彼は非常にバランスの取れたファイターで、勝利を確実にしようとテイクダウンを狙ってくるので、どこでも戦う準備ができていなければならない。素晴らしい戦いになるだろうし、挑戦を楽しみにしている!!」と語っている。 　田中vs.ジャクソンのほかに、下記2試合も追加された、新年の『GLADIATOR 029』。ほか5試合ほどが発表される予定。 ▼GLADIATORバンタム級 5分2R 原田康平（SMOKERGYM） 中村将大（毛利道場） ▼GLADIATORオープニングファイト ライト級5分1R LUCKYBOY慶輔（U.B.F） 内山裕太郎（毛利道場）