ご託宣 出来秋に期待/猿賀神社(平川)「例年並みかそれ以上」
青森県平川市の猿賀神社(山谷敬宮司)は18日、恒例の七日堂大祭を行った。今年の農作物の豊凶を占う「柳からみ神事」では、例年並みかそれ以上の出来秋が期待できるとのご託宣が出た。 同大祭は旧暦の1月7日に毎年開催している。雪が舞う中、拝殿には神社役員や大勢の地域住民らが参列。柳からみ神事では、同神事の歴代の奉仕者である三上家の三上隆志さん(50)が「ヤー」という気合の入った掛け声とともに、御幣の付いた長さ約4メートルの柳の枝を12回、板にたたき付けた。そのたびに小枝が折れて飛び散り、ほとんどの枝がこぼれ落ちた。 三上さんは、枝の落ち具合などから「夏の低温と冬の寒さが気掛かりだが、一年を通じて大きな災害もなくいい出来秋が期待できる」とし、「今年は新型コロナウイルス退散も願いながら(枝を)振るった」と述べた。 同神事に続き、拝殿前で「ゴマの餅まき神事」も行われ、大勢の参拝者が餅を拾い集めて無病息災を祈った。