【Krush】菅原美優が涙の初戴冠でKANAとの約束果たす
K-1実行委員会 『Krush.119』 2020年11月27日(金)東京・後楽園ホール 【フォト】菅原美優の戴冠をKANAや城戸らも祝福した ▼ダブルメインイベント第1試合(第7試合)第3代Krush女子アトム級王座決定トーナメント決勝戦 3分3R延長1R ◯菅原美優(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ) 判定3-0 ※30-29×2、30-28 ●MOE(若獅子会館) ※菅原が第3代王座に就く。 菅原は、長い手足を活かした蹴り技を武器とする人気の現役美容師ファイター。同門のK-1王者であるKANAも巻いたKrushの王座獲得を目指し、今年7月の準決勝では、優を判定で下して念願の決勝戦まで駒を進めた。 MOEは、豊富なアマチュア経験を持ち、バランスの良い攻撃が武器の現役女子高生ファイター。これまで、タイのパヤーフォン、元Krush王者の高梨などの強豪選手とも拳を交えてきた。今年7月のトーナメント準決勝では、チャン・リーを下して決勝に駒を進めた。 新女王に輝き、ベルトを巻くのはどちらか。 1R、菅原が右ローを放つと、MOEは左ローを蹴る。菅原が左の顔面前蹴りを蹴り込み、ワンツーで飛び込む。MOEは菅原のパンチに被せる右フックを合わせ、さらにパンチで追撃する。 2R、菅原が左ミドルを何度も放つ。MOEは左の顔面前蹴りをヒットさせる。菅原が飛び込んだところで、バッティングとなってしまい注意、MOEが倒れた菅原にローを放ってしまい注意が与えられる。菅原がパンチからの左ミドルで前に出る。 3R、MOEが右フックで前に出て、右ローを蹴る。菅原は、右ロー、左ミドルを蹴り込みMOEをコーナーに詰めて右ストレートをヒットさせる。 MOEは近距離でフックを振るうが、遠い距離となると菅原の左ミドルや前蹴りがヒットする。菅原が、左ミドルから右の前蹴りを放ったところで終了のゴング。ジャッジは3者とも菅原を支持し、菅原が念願の王座を戴冠した。 勝利した菅原は「コロナで大変な中応援に来てくださりありがとうございました。働きながらで色んな人に迷惑をかけて、沢山の人に支えられて、ジムでも沢山の人に助けてもらって、お母さんに沢山ご飯を作ってもらって、ここまで来れました。これからも一生懸命頑張るので応援してください」と涙ながらも、笑顔で語った。