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【ドラフト回顧・2004年】球界再編のあおりを受け一場騒動で大揺れ、ダルビッシュ有は日本ハムが一本釣り

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今年もまた、ドラフト会議が近付いてきた。1965年秋からスタートし、今年で56回目。制度をさまざまに変えながら歴史を紡いできた。ここでは2019年のドラフト会議まで、1年ごとに振り返っていく。

阪神は15歳の右腕を指名

 球界再編騒動に揺れ、楽天の新規参入が決まった2004年、ドラフトも大いに荒れた。明大の150キロ右腕・一場靖弘の自由獲得枠争奪戦が加熱し、まずは8月に巨人による金銭授受問題が発覚し、獲得を断念。これは学生野球憲章違反にあたり、一場は明大野球部を退部する。横浜、阪神がアタックするも、この2球団にも金銭授受が明るみに出る。巨人・渡辺恒雄、横浜・砂原幸雄、阪神・久万俊二郎の3オーナーは引責辞任に追い込まれた。  これでプロ入りも危ぶまれた一場だったが、紆余曲折を経て、自由獲得枠で楽天入団が決まる。騒動の渦中にいた一場は、プロでわずか16勝しか挙げられなかった。  そんな中でも好投手は目白押し。日本ハムは1巡目で195センチの本格派右腕・ダルビッシュ有(東北高)の一本釣りに成功した。故障を理由に二の足を踏む他球団を尻目に下した決断は、結果的に吉と出た。西武も涌井秀章(横浜高)の単独指名に成功。エースの座を手にした後、FAでロッテに移籍し、今季からは楽天へ。史上初の3球団での最多勝へ突き進んでいる。 【2004年ドラフト12球団1位】 横浜 那須野巧(日大/投手) オリックス 金子千尋(トヨタ自動車/投手) 広島 佐藤剛士(秋田商高/投手) ロッテ 手嶌智(新本石油/投手) 阪神 岡崎太一(松下電器/捕手) 日本ハム ダルビッシュ有(東北高/投手) 巨人 野間口貴彦(シダックス/投手) ダイエー 江川智晃(宇治山田商高/投手) ヤクルト 田中浩康(早大/内野手) 中日 樋口龍美(JR九州/投手) 西武 涌井秀章(横浜高/投手) 楽天 一場靖弘(明大/投手)  新生オリックス・バファローズの指名選手第1号選手は、自由獲得枠の金子千尋(トヨタ自動車)だった。  阪神は15歳右腕の辻本賢人(またデー高)を8巡目でサプライズ指名。ドラフト最年少選手となった。しかし一軍登板を果たせぬまま2009年限りで戦力外に。楽天最下位指名の平石洋介(トヨタ自動車)は、19年に生え抜き初の指揮官となった。 写真=BBM

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