Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

京成関屋駅と牛田駅の間には何がある? あの人気モデルのイチオシ店と「金八先生」の哀愁

配信

  • この記事についてツイート
  • この記事についてシェア
文春オンライン

 京成関屋駅と東武伊勢崎線牛田駅は改札から改札まで約30m。小さな駅だが意外と乗り換える人が多い。一帯は北千住を北西に配置し、東に荒川、南に隅田川が走る。両河川に挟まれた場所であるため、こんな至近距離に両駅が存在しているのだろう。 【写真】京成関屋駅・雑賀屋(さいかや)の「鶏天極上太麺そば」(530円)の写真を見る(全25枚)  京成関屋駅と牛田駅の間には、いったい何があるのだろうか。そこで、今回は10年以上ぶりにこの地を訪れて散策してみることにした。

京成関屋駅改札を出てすぐの駅前には……

 かつて、関屋駅改札をすぐ出たところに、近隣の製麺所が直営する「冨士三屋」という立ち食いそば屋が営業していた。映画「男はつらいよ」にも登場したことのある人気店で、クリスピーなかき揚げが特徴的で、愛好家も多かったのだが、2018年1月に静かに閉店した。そして、2018年3月、その跡地に、「雑賀屋(さいかや)」という立ち食いそば屋がオープンした。「雑賀屋」は北千住に高級焼き鳥店「雑賀」などを展開する会社が始めた立ち食いそば屋である。  シルバーウィークに入った9月の連休初日の土曜日11時過ぎ。JR日暮里駅から京成線の各駅停車に乗り換え、4つめの駅、京成関屋駅に到着した。改札を出ると、すぐに真っ赤なファサードの「雑賀屋」が目の前に賑やかに現れた。  

人気店の跡地にオープンした「雑賀屋(さいかや)」

『ここが佐藤栞里さんイチオシの店というわけだな……』  店はガラス張りで混雑度などもすぐにわかるし、ビニールシートで感染対策も万全なようだ。外にテラス席もあり、そこで食事している人もいる。これもコロナ対策にはいいアイデアである。入店すると横に長い変形L字カウンターがあり、食券機が右奥に置いてある。店の方におすすめをきいてみると、「鶏天極上太麺そば」(530円)や「鶏天&唐揚げ極上太麺そば」(550円)、「かき揚げ極上太麺そば」(510円)あたりが人気だというので、「鶏天極上太麺そば」をさっそく注文してみた。

平打ちの生そばに鶏天が2つのった「鶏天極上太麺そば」(530円)

 すると、きしめんのような平打ちの生そばを茹で始めた。「雑賀屋」のそばは、オーナーの大橋功さんが地元の製麺所と膝詰めして開発したオリジナル生麺だという。茹で時間は1分半位だろうか。茹で上げた太いそばをどんぶりに入れ、丁寧に保温したつゆを回しかけ、その上に100gの鶏天2つをオモムロにのせて、さらにねぎをのせて完成である。佐藤栞里さんポジションで店のPOPなどをみていると、ほどなく到着した。  そのつゆをまずひとくち。アツい。アツアツである。しかも、素晴らしく出汁の利いたつゆである。うかがうと、比内地鶏ガラ、鰹節、鯖節、あご、煮干し、干し椎茸、日高昆布などを上質なアルカリイオン水でひいた出汁だという。ふくよかな旨味とでもいえばいいのだろうか。返しもちょうどよい塩梅で、これだけアツアツでも十分に旨味が伝わってくる。そして太いそばを食べてみると、日暮里「一由そば」の太麺のようなごわっとした食感ではなく、するするとしなやかな麺である。アツアツのつゆによく絡んでいる。鶏天もアツアツでジューシー。さすが人気焼き鳥店の技が十二分に発揮されているようだ。 『これはうまいっ』と思わず叫んでしまったほどだ。  あっという間に完食してしまったので、今度は普通のそばの「かき揚げそば」(420円)を追加で注文してみた。

【関連記事】