永瀬廉&山下美月が“運命的だった”と思う出会いとは?「御曹司に恋はムズすぎる」
──正反対の性格の昴とまどかですが、お2人は正反対の性格の人とうまく付き合う方法はありますか? また、実際にお互い相手のような人に出会ったらどうしますか? 永瀬 「相手の性格を変えることは難しいと思うので、そのままを受け入れてお互い関係を築いていくことが、うまく付き合う秘訣(ひけつ)だと思います。なので、まどかみたいな人がいても積極的に話しかけて、だんだん気を許してくれていると感じる時間を楽しんじゃいます」 山下 「自分と正反対の性格の方と仲良くなる時は、自分に持っていないものを見つけることができたり、勉強になる機会だと思っています。性格が真逆の方がその人のすてきな部分を見つけやすいかもしれません。でも、昴みたいな人は怖いですね(笑)。私はまどかみたいにはっきり言える自信がないので、一線引きつつ遠くで『面白いけど、すごいな今日も…』と社員その2くらいの距離感で見守っていると思います」 ──お互いの印象はお会いする前と後で変わりましたか? 永瀬 「山下さんは、しっかりしているイメージのままでした。僕はインタビューなどではリラックスして話すタイプなのですが、山下さんはしっかり受け答えをしている姿を見てすごいなと思っています」 山下 「永瀬さんはクールで、あまり話さない方なのかなと思っていたのですが、お会いしたら、とても気さくで、気遣いがお上手な方だと思いました」
──脚本家・大北はるかさんの作品の魅力はどんなところでしょうか。 永瀬 「(以前主演を務めた)『東京タワー』(テレビ朝日系/24年)の時は、内容はハードでしたが、一つ一つの言葉が詩的で小説を読んでいる感覚になりました。今回はラブコメで、言葉選びなどが面白く表現され、さらに僕のイメージを重ねて書いていただいたと伺いました。なので『大北さんは僕のことをこう思ってくれているんだ』と思いながら台本を読みました。大北さんの脚本でいろいろな役に挑戦できて、とてもありがたいです」 山下 「大北さんの作品は何作も拝見しているのですが、さまざまな世界観を描いていらっしゃる方だと思います。今回のドラマはザ・ラブコメですが、毎話毎話の展開がドタバタと変わっていくのでとても面白いです。また、キャラクターの特徴を捉えやすく描かれているところも魅力的です」 ──これまでの人生の中で、「これは運命的だった」と思う出会いを教えてください。 永瀬 「大学の入学初日に、目の前にある食堂がどこにあるかを聞いてきた人です(笑)。それから8年ぐらいの付き合いがあって今では親友ですね。やはりあの出会いが運命だったなって思います」 山下 「中学時代からの友人です。お仕事の現場で出会ったのですが、『実は同じ中学校なんです』と言われてびっくりしました。1個上の先輩で、たまたま芸能活動をやっていて、そこからプライベートで海外旅行に行ったり、月に何度も会うぐらい仲良しです」 ──ドラマ内では庶民的な生活をしていきますが、実際“庶民的だけど幸せ”と感じる時はありますか。 永瀬 「最近はあまり行けていないのですが、以前は頻繁に行っていた沖縄料理屋さんで友達とご飯を食べている時です。誰も僕を芸能人扱いしないで接してくれるので居心地が良くて、その時間がすごく好きです」 山下 「いつも行くスーパーでタイムセールが始まった時間と同時にお店に入れると『ラッキー』と思えます(笑)」 ─―演じていて難しいなと思う部分や視聴者の皆さんに注目してほしい部分を教えてください。 永瀬 「昴の『今日も俺は美しい』というセリフをどのように言おうかと試行錯誤していて、難しさも感じつつ楽しく演じています。その部分を注目して見ていただきたいです」 山下 「昴とまどかは正反対なキャラクターだからこそ、スピード感のある掛け合いが難しいです。そんな2人がお互いに歩み寄っていく姿に成長を感じられるんじゃないかなと思うので、2人の関係性の変化にも注目しながら見ていただけたらうれしいです!」 ──ありがとうございました。
【番組情報】
火ドラ★イレブン「御曹司に恋はムズすぎる」 カンテレ・フジテレビ系 2025年1月7日スタート 火曜 午後11:00~11:30
取材・文/五條 亜唯(フジテレビ・関西テレビ担当)