【スケボー】男子は日本勢が1、2フィニッシュ 優勝の白井空良「次の段階にいかないと」
<スケートボード:ストリートリーグ(SLS)東京大会>◇男子決勝◇23日◇東京・有明アリーナ 男子は日本勢がワンツーフィニッシュを飾った。23年世界選手権優勝の白井空良(23=ムラサキスポーツ)が36・8点で1位、五輪2連覇の堀米雄斗(三井住友DSアセットマネジメント)が36・3点で続いた。 45秒間に技を連発する「ラン」2回、一発技で争う「ベストトリック」5回の合計7回を行い、ベストスコア4つの合計(ランは上限1つのみ)で順位を争う。ベストトリックの最終試技を4位で迎えた白井は「決めたら1位になるとわかっていた」という大技を成功させて巻き返した。「いつもこういうところで決めれなくて、悔しい思いをしてきた。ちょっと成長したかな」と手応えを口にした。 先月のシドニー大会に続く連勝。アクションスポーツの祭典、Xゲーム千葉大会でも優勝を飾っており、4位となった五輪後は好調をキープしているが「(優勝は)たまたまかな」と地に足を付ける。「勝てば勝つほど難しくなる。同じ技ばかりやっていれないですし、自分も次の段階にいかないといけない」と気を引き締めた。 パリ五輪後初めての大会となった堀米は、「自分の地元。家族も友達もいるし、特別な場所で滑れてうれしかった」と笑顔で振り返った。 SLSは10年に設立。完全招待制で年に4回行われ、全ツアーでの総合ポイント上位3人による「スーパークラウンファイナル」に進出する。今大会はアジア史上初めての開催となった昨年大会に続き、2年連続の日本での開催となった。