「小倉智昭さん」が貫いた“ライオンズ愛”…始球式では“小倉コール”、球団広報も哀悼の言葉「長きにわたり当球団にご声援賜りました」
「ライオンズファンの小倉智昭です!」
小倉さんとの思い出について、西武ライオンズ広報部に聞いた。まず、 「大のライオンズファンとして長きにわたり当球団にご声援賜りましたこと、誠に感謝しております。心よりご冥福をお祈りいたします」 としたうえで、 「毎年、開幕に合わせて監督名、チーム名でお祝いのお花をいただいておりました」(同) 西武の本拠地・ベルーナドームのバックネット裏には「ビクトリーロード」と呼ばれる階段がある。クラブハウスにつながるもので、勝利した試合でヒーローとなった選手がインタビューを受け、ファンへの挨拶を済ませた後にビクトリーロードを上る。その両サイドにネット裏特別シートがあり、(コロナ禍では中止されていたが)ロードを上がって来る選手とハイタッチができる。この特別シートで小倉さんを見かけることが多かったという。 「2021年3月26日のシーズン開幕宣言では、『とくダネ!』最終回のOAを終えベルーナドームに駆けつけてくださいました。『日本一を目指しましょう!』とライオンズ愛溢れる熱い開幕宣言で球場を盛り上げてくださいました」(同) この時、小倉さんは「朝まで『とくダネ!』のキャスターでしたが、きょうからはライオンズファンの小倉智昭です!』と挨拶、スタンドから大歓声を浴びた。 「そのほか直近では今年9月の金子侑司選手の引退に際してビデオメッセージをお送りいただくなど、これまで数多くのご声援をいただいておりました。いつも球場や小倉さんが出演されていた番組でも、当球団に力強くエールを送ってくださいました」(同) ライオンズファンのまま旅立った小倉さんのためにも、来年は必ず優勝・日本一になって天国の小倉さんを歓喜させて欲しいものだ。 デイリー新潮編集部
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