日体大の1年生QB覚醒、投げ込み猛練習で苦手なパスを半年で克服「まずはBIG8で一番のQBになりたい」
今季最終戦「自分が活躍してチームを勝たせる」
リーグ戦序盤の帝京大学戦は、1年でエースQBの重責を負うことに荷の重さを感じていた。緊張から、なかなかパスを決めることができなかった。「でも自分がこのチームを勝たせないといけないし、自分がエースなんだという気持ちでプレーしているうちに、だんだんと精神的に落ち着いてやれるようになってきました」。テンポの良いオフェンスを組み立てることを大事にしている。試合ごとに、それができるようになってきた。 「こういう経験が1年生でできたというのは、貴重なことだともとらえています。学べたこともたくさんあったと思っています。今日は自分のインターセプトで負けてしまったので、すごく悔しいです。でも次は先輩たちとやれる最後の試合なんで、僕がしっかり活躍してチームを勝たせたいと思います」。石川は、強い決意を言葉にした。 QBの憧れは、佼成学園の先輩小林伸光。「ずっとQBのことを教えてもらってたのと、投げ方とかはノブさんのまねをしてます」。ショートパスのキレは憧れの先輩に着実に近づいている。 若き司令塔に今の目標を聞いた。「まずは、BIG8で一番のQBになりたいです」。パサーとして開花しつつある石川の成長を見ていきたい。
北川直樹