サントリーは1セット失うも準々決勝進出 高橋藍ら主力温存で天理大に3―1…バレーボール天皇杯
◆バレーボール ▽全日本選手権 第2日(13日、Asueアリーナ大阪) 男子2回戦が行われ、昨季Vリーグ覇者でシードのサントリーが、初戦で天理大をセットカウント3(25―15、23―25、25―14、25―22)1で下し、14日の準々決勝に進出した。 昨年は同時期に行われた世界クラブ選手権に出場していたため、2年ぶりの参加。日本代表の高橋藍(らん)や小野寺太志ら主力を温存したが、今季加入したポーランド代表のシリフカらがスパイクを決めて、第1セット(S)を先取した。だが、第2Sはサーブで攻めた天理大の反撃に遭い、まさかのセットを失う苦しい展開。第3S以降は218センチのムセルスキーが先発し、ブロックも修正。最後は大学生をねじ伏せた。 アウトサイドヒッターで先発出場した藤中謙也主将は「普段リーグで試合に出ていないメンバーを中心に何ができるかという中でもっと積極的にコートで表現できても良かった。技術的にも、メンタル的にも難しい試合ではあるので、反省するところは多い。相手の勢いに押された部分は多少あった」と、勝利はしたものの、反省が口をついた。 14日の準々決勝は、大同生命SVリーグでも戦うジェイテクトSTINGS愛知とVC長野の勝者と激突する。昨年の世界クラブ選手権銅メダルの強豪チームは、2010年大会以来、14年ぶりの日本一に挑む。主将は「チームとして天皇杯の優勝回数が少ない。今シーズン最初のタイトルとしてしっかり取り切りたい。まずは今週を勝ちきりたいです」と闘志を燃やした。
報知新聞社