長期間の車中泊旅で電源を確保するための電気製品3選!防災用としても役に立つものばかり
バンライフやキャンピングカーといった車中泊スタイルが世界中で人気です。週末だけの短い旅のみならず、1週間以上の長期の旅や、車で暮らしながら旅をする方も増えています。そんな車中泊の旅に欠かせないのが、車内で様々な電気製品を使うための「電力」です。今回は、キャンピングカーでヨーロッパを周遊して600日以上を経過した筆者が、実際に電力確保のために使っている「ポータブル電源」「ソーラーパネル」「発電機」を紹介します。 【写真11枚】「BLUETTI/AC180」は1,800Wまでの連続出力ができ、1,152Whと大容量。車中泊の旅に欠かせない電気を確保するために、実際に使用している3アイテムを写真で見る
車中泊の旅に欠かせない電気をどう確保する?
車中泊の旅で欠かせない装備のひとつが蓄電装置です。私たちのキャンピングカーには、エンジンを切った状態でも車内で照明や電気機器を使用するための「サブバッテリー(90Aの鉛バッテリー)」と、自動車用の12Vから家庭用の100Vに変換できる「インバーター」という機械を搭載しています。サブバッテリーの充電には、ソーラーパネル、RVパークなどで利用できる外部電源のほか、走行中には自動車の発電機も利用できます。 短期の車中泊ならこれだけで十分ですが、私たちのように長期間キャンピングカーでリモートワークをしながら暮らしていると、サブバッテリーだけではエネルギー不足になってしまいます。RVパークなど外部電源に繋げる場所なら問題ありませんが、そんな場所も限られています。せっかくどこでも自由に車中泊できるキャンピングカーなのだから、大自然のなかで外部電源に頼らず自給自足で電気を確保したいと思い、これから紹介する3つの装備を導入しました。
1.ポータブル電源でどこでも電力を確保
電力不足を回避するために導入したのが、「BLUETTI(ブルーティ)/AC180」というポータブル電源です。 こちらは1,800Wまでの連続出力ができ、1,152Whと大容量のため、ノートパソコン(70Wh)なら13~15回分の充電が可能です。さらに、消費電力の高いヘアードライヤーやヘアーアイロンなどの電化製品も使用できるので、車中泊女子にはありがたいです。高品質のリン酸鉄リチウムイオンバッテリー使用で3,500 回以上もの充放電サイクルができ、約10年以上(1日1回放充電した場合の参考値)の長寿命が魅力的。 大容量なのにコンパクトで、重量も16.4kgと持ち運びできるのでアウトドアにもピッタリ。 実は、キャンピングカーにサブバッテリーを固定設置する場合には、インバーターのほかに、ソーラー発電や走行充電のためのコントローラーを接続しなければなりません。それなりに大掛かりな加工になってしまい、専門業者に設置を依頼すればその分コストもかかります。それに比べポータブル電源なら、面倒な設置の必要もなく、車内でも車外でも自由に持ち運びでき、購入して充電したらすぐに使用できるのがメリットです。 ◆4つの方法で簡単に充電できる ACコンセント、ソーラーパネル、シガーソケット、発電機と4つの方法で簡単スピーディーに充電できます。 ・家庭用コンセントからは、最大1,440W入力のターボ充電で、残量0%から80%まで約45分で急速充電できます。 ・ソーラーパネルを使えば、太陽光を利用した環境に優しい充電も可能。 ・車のシガーソケットに繋げばドライブ中に充電できてとても便利。約2時間の走行で20%ほど充電できます。 ・発電機からの充電は、環境に左右されず、悪天候でも電源を利用できるのがメリットです。 ・ブルーティ/AC180大容量ポータブル電源 重量:約16.4kg サイズ:340×247×317mm 容量:1,152Wh 出力電力: 1,800W/2,700W(瞬間最大出力) 給電ポート数:AC出力コンセント×4、USB-Aポート×4、USB-Cポート×1、ワイヤレス充電パッド サイクル寿命:3,500回以上 保証期間:5年間 価格:139,800円