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扇げば涼し。扇子をおひとついかが?

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いや~暑い!! “何もしなくても汗が吹き出る”のが昨年の夏だとすれば、今年はマスクも手伝って“命の危険レベル”。そんな中で、涼しげな男ってのはやっぱり格好良くって。今日は扇子でセンスを涼しやかにアピールしましょ、というお話です。 ◆特集/モテる大人の夏スタイル

こんにちは、LEON編集部の市村です。 感度の高いお方であれば、今、扇子が流行っていることはご存知のことかと。実は私、扇子=おじさまアイテムの大代表という印象が強かったのですが、街ゆく扇子使いをよくよく観察してみると、持ち歩いている人はきちんと身だしなみの整ったイイ大人ばかり。そう、扇子は物理的な“涼”よりも、“涼しげに見える”という印象こそがキモ。 正直申し上げますとこの暑さですから、外で扇子を扇いだとてどこまで涼しく感じるかは謎です。が、傍目からは確実に所作が優雅に見えて、結果涼しそうに見えるのです。 落語の噺の中では「パンッ」っと机を弾く音とともに、お箸、刀などさまざまなアイテムへと変化し、日本舞踊の中では欠かせない鼓動部として、美しく舞う。そんな伝統芸能とゆかりのある扇子なればこそ、街中や職場でパッと開いてひと扇ぎすれば“粋な人”に見えるのかもしれませんね。ということで今日は、2本のセンスの良い扇子をご紹介しましょう。

透け感も涼しげな「保赤軒(ほせっけん)」

まず一つ目は、60本以上もの竹骨を使った贅沢な「保赤軒」のその名も『多幸扇』。仲骨を交互に微妙に色を変更することで繊細な陰影が生まれ、高級感が漂う仕上がりに。 骨の多さと陰影による見た目の優雅さは言わずもがなですが、その実柔らかな風を生み出す実用性も兼ね備えた優れものです。さらに先端の生地部分にはシルク地を使用しており、滑らかな光沢にも心を奪われる一本。

手書きのイラストが美しい「宮脇賣扇庵(みやわきばいせんあん)」

繊細な発色もさることながら、こちらの最大の特徴は、熟練職人の手描きによって描きこまれた縁起もののイラストレーション。上からひょうたん、龍、銀波が描かれており、物理的な涼しさだけではなく持つ人の心に豊かさや高揚感ももたらしてくれる。まさに大人の扇子。パッと開くたびに周囲の視線を奪う、1832年創業の京の老舗らしい逸品です。 オヤジさんともなれば、若者が持ち歩くミニ扇風機で涼むわけにもいかないし、漠然と酷暑を受け入れるしかない。 否! カバンの隙間に“涼”をひと挿し。その効力、この夏デビューしてみてはいかがでしょうか。

文/市村広平(LEON本誌)

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