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コロナはドラマの世界観にも影響…『結婚できない男』脚本家の尾崎将也氏「ヤクザがマスクをして『ぶっ殺すぞ、こら!』は…」

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中日スポーツ

 「結婚できない男」シリーズの脚本家で知られる尾崎将也氏(60)が10日、新型コロナウイルス禍でのテレビドラマや映画のシナリオ作りについて、ストーリー設定をコロナがある世界にするか、ない世界にするかで作品観に大ききな影響を及ぼすと、ブログサイトのnoteを通じて私見を披露した。  「例えば狭い部屋で大勢の人がマスクなしで激論を交わすようなシーンは、仮に対策をしっかりやった上で撮影したとしても、見た視聴者が『三密じゃないか』と反射的に思ってしまいそう」と創作の難しさを指摘した。  特にラブストーリーや極道もの、サスペンスは作家泣かせになるとも指摘。「恋する美男美女がいちいちマスクをしたりソーシャルディスタンスを気にしたりしていると雰囲気がぶちこわしです。ヤクザの抗争を描いたハードな作品でヤクザたちがマスクをして『ぶっ殺すぞ、こら!』などと言っても迫力がありません。刑事が猟奇殺人犯を追うようなシリアスなサスペンスものも、いちいちマスクしたり外したりというのは世界観になじみません」とした。  一方、コメディーの場合については、自身が脚本を手掛けた「結婚できない男」シリーズをなぞらえながら「作品世界としてもコロナ対策のあれこれをディテールに入れ込むことで逆手に取って面白く描くことができそうです」と腕が鳴るという。  「視聴者がコロナのある世界に生きているのにドラマの中にはコロナがないのでは違和感が出てしまう気がします。そういう意味でも今やるとしたらコロナありの世界にするでしょう。というわけで最近の僕のマイブームは、『結婚できない男』シリーズに限らず、『今、現代的なコメディを作るとしたらコロナをどう描くか』ということなのです」と締めくくった。

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