英解説キャラガー氏、ポステコグルー監督にスタイルの柔軟さを求める「状況によってプレーは変えるもの」
イギリス『Sky Sports』で解説を務めるリヴァプールOBのジェイミーキャラガー氏は、トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督が同クラブの指揮を続けるためには、試合状況によってスタイルを変える柔軟さを持つことが必要だと考えている。 【動画|トッテナム vs チェルシー】プレミアリーグ 試合ハイライト トッテナムは現地時間8日、プレミアリーグ第15節チェルシーとの一戦に臨んだ。前半11分までに2点のリードを奪ったものの、後半に2回のPKを与えるなど、3-4と敗戦。リーグ戦で連敗を喫し、11位に位置している。 ポステコグルー監督はチェルシー戦後、「なぜ試合へのアプローチを変える必要があるのだろうか」と語り、1試合通してハイプレスを続けるスタイルをトッテナムの進むべき道として信じている。しかし、キャラガー氏はそのコメントに不安を覚えており、プレースタイルを変える必要性を訴えた。 「私がリヴァプールでプレーしていた時に、4失点した試合の後で、我々のプレーは良かったと言う監督は想像できない。そして、監督が『我々は決まったやり方でプレーし、それを決して変えない』と言うのは理解できないことだ」 「変えないという考えは私には馴染みのないもので、試合の状況によってプレーは変えるものだと思う。いつもというわけではないが、アウェーで厳しい戦いに臨む時は、下位チームとの対戦と同じやり方でプレーするべきではない」 「私は毎朝、太陽の日が輝いていることを願っており、そうすればショートパンツとTシャツを着ることができる。しかし雨が降っていれば、コートを着る。1つの考え方でプレーするのはダメだ。それはうまくいかない。それを変えることができなければ、彼(ポステコグルー監督)は来シーズン、ここにはいないだろう」 またチェルシー戦では、クリスティアン・ロメロとミッキー・ファン・デ・フェンのレギュラーCBが復帰を果たしたものの、両者とも試合の途中で負傷退場している。ハイプレスをすることで後方の広大なスペースを守るCBに大きな負担がかかっており、CBに離脱者が続いているもの事実だ。12月の過密日程で6試合を残すトッテナム。ポステコグルー監督は理想と現実の間に挟まれる。
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