負債総額は4億円、内装工事業者が民事再生法の適用を申請【新潟】
新潟市中央区の内装工事業者が新潟地裁へ民事再生法の適用を申請し、保全命令を受けたことがわかりました。負債総額は、約4億円とみられています。 民間の信用調査会社「帝国データバンク」によりますと、新潟市中央区の内装工事業者「(株)古林」は2009年3月に設立され、ゼネコンや商社からの下請け受注により、パチンコ店・ホテル・事務所・飲食店などの内装工事のほか、クロス(壁紙)工事やシート・ガラスフィルム工事、看板・サイン工事、空調設備工事などもて手掛け、営業エリアは県内のほか関東・関西にも及んでいました。 大手ゼネコンとのつながりや、インテリコーディネートなどでデザイン面にも強みを有することで差別化を図り、売り上げ規模は県内で中堅上位に位置。2023年12月期には、年売上高約13億5500万円を計上していました。 しかし、下請け中心で採算性は低く、業績は得意先の業況に左右され薄利での運営を余儀なくされていたほか、内部留保も薄く業況改善が困難なことから自力再建を断念したということです。負債総額は、約4億円とみられています。