すだちのドーナツ?! 古民家を改修した「うだつ未来館」オープン【徳島】
JRT四国放送
美馬市脇町のうだつの町並みに12月19日、古民家を改修した複合施設がオープンし大勢の買い物客らで賑わいました。 (店の人) 「おまたせしました。徳島から生まれたドーナツですけど、是非みなさんに気に入ってもらえたらと思います」 19日、美馬市脇町のうだつの町並みにオープンしたのは、複合施設「美馬市うだつ未来館」です。 地域の活性化を図ろうと、美馬市が整備しました。 (記者) 「こちらの施設、築130年を超す古民家を改装してつくられています。入り口を入るとドーナツやパンがきれいに並べられています」 施設には、テイクアウト専門のドーナツとパンのお店が入っています。 ドーナツは、地元出身のパティシエ・脇川裕多さんが、町並みの新たな名物にと、腕を振るったオリジナル商品です。 ( パティシエ・脇川裕多さん(32)) 「普通のドーナツだと1個で満足するところを、2つ3ついろんな種類が食べられる。ちょっと欲張りなドーナツ」 県産食材にこだわって作られたドーナツは、6種類。 生地には、阿波和三盆糖が使われています。 イチゴやチョコレート味のほか、スダチや番茶といったプレミアム商品もあります。 (記者) 「では、スダチを使ったドーナツいただきます。やわらかな食感で和三盆のやさしい甘さとスダチの爽やかな香りが口の中に広がります。まるでケーキのようなドーナツです」 また、フランスの菓子パン3種類のブリオッシュが店頭に並ぶと、1時間ほどで売り切れる盛況ぶりでした。 ( お客さん) 「すごいオシャレなパンとドーナツを売ってて、子どもがパンとドーナツを好きなので、帰って食べさせるのが楽しみです」 (記者) 「店内はドーナツの他にも、木頭のゆずを使った商品や、山城町の番茶、神山町の梅干しといった県内の特産品が販売されています」 このほか、起業を目指す人が試験的に出店できるチャレンジショップや、コミュニティスペースも併設されています。 ( パティシエ・脇川裕多さん) 「ドーナツ片手に、コーヒーとか持ち歩きながら脇町を散策して、町に活気とお菓子の香りとかが漂ってる町にしたい」 美馬市の担当者は、施設をきっかけに観光客の滞在時間をのばしたいと話しています。