元阪神・鳥谷敬のロッテ電撃入団決定的!
鳥谷は、ショート、2017年にゴールデングラブ賞を獲得した三塁、そして2013年のWBCで適性を見せた二塁と、内野は、どのポジションもこなせる。昨年は、ショートの藤岡が故障でフル出場できず、井上の不調時には、鈴木が一塁を守ったが、長いシーズンを考えてロッテは鳥谷獲得の必要性を感じたのだろう。 鳥谷は井口監督とは、現役時代にオフに合同自主トレを共に行ってきた信頼関係がある。またロッテには、かつて2010年に阪神を戦力外になった今岡誠を獲得、その年のクライマックスシリーズで活躍して”下剋上日本一”に貢献した前例がある。その際、今岡がチームに与える姿勢も重要視、その後、今岡は指導者となり、現在は2軍監督。鳥谷の豊富な練習量と、真面目に野球に対峙、準備する姿勢は、阪神時代から若手に影響を与えてきた。ロッテの内野はベテラン不在。鳥谷には若手の手本としての役割も期待されていると見られる。 鳥谷は、年明けからハワイで自主トレを行い、2月に入ってからも、実戦感覚を失わないように独自トレーニングを続けているが、まる1か月、キャンプをしていないという不安要素がある。早ければ、今週にもチームに合流予定だが、まずは、どれだけ動けるかを見極めてから、今後の調整方法が決定される模様。もちろんチームとしては阪神の”レジェンド”といえど、特別扱いする考えはなく、鳥谷は、新天地でのサバイバルを勝ち抜き、ロッテの”V請負人”とならなければならない。