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好スタートを切ったカープの4番・鈴木誠也。「野球ができない辛さを感じた」

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広島アスリートマガジン

 「今年はあきらめた部分もあったので、この2カ月間は普通にオフという感覚でトレーニングをしていました。でも決まれば『しっかり開幕に向かってやろう』という気持ちになりました。開幕が決まってくれて本当に良かったと思います」 【写真】今や日本代表の4番に成長した鈴木誠也選手の入寮時の一枚  プロ野球の開幕延期から約2カ月。5月25日のプロ野球12球団代表者会議で6月19日の開幕が決定したことを受け、鈴木は素直な気持ちをそう語ってくれた。  新型コロナウイルス感染拡大の影響によりスポーツ界は厳しい判断を迫られた。3月下旬には東京五輪が2021年に延期となり、鈴木にとって侍ジャパンの4番として金メダルを目指す戦いも持ち越しとなった。状況が目紛しく変わったこの2カ月間、先の見えない中でトレーニングを重ねてきた。1勤1休、3勤1休と状況が変わっていく中で、鈴木は気持ちを割り切り、前向きにマイペース調整を続けていた。  「今後、たぶん経験するかどうか分からないような出来事が起こって、1勤1休だったり、班が別れて練習をしたりだとか、いろんな経験ができたのは良かったと思います。今後、もしこういう状況になっても、また次はうまく対応して練習することができると思います。この期間に新たな発見はあまりなかったですけど、しっかりと練習もできましたし、野球ができない辛さというのも感じました。逆にそういうことを感じられて良かったとも思いますね。いつもなら当たり前に試合ができていましたからね……」  当然ながら初めて経験する野球ができない状況でも、鈴木はポジティブに考えようとしていた。練習環境が制限された4月上旬以降、選手たちの練習をサポートしてきた迎祐一郎一軍打撃コーチは、この時期の鈴木の様子をこう振り返る。  「試合の中での判断ができない状況だったので、正直分からない部分はあります。ただ、いつも通りに自分の打撃レベルを上げること、そしてシーズン開幕時期が分からない状況の中で、そこに合わせていくための練習を、いつものシーズン通りというか、先が見えない状況の中でも変わらない姿勢でやっていたと思います」  いつも通りの明るさを見せながら、打撃練習となれば鋭い眼光でバットを振り続けた。6月2日から練習試合が再開されると、6日のオリックス戦で本塁打、10日の阪神戦では3安打と、周囲から見た鈴木は至って順調なものだった。昨季までとは打順が2変わった新打線の中で鈴木は不動の4番。少しずつ試合勘を取り戻しながら、開幕に備えていった。

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