能登の子「最高」 サッカー天皇杯決勝で大役 エスコート、公式球運搬
サッカーの第104回天皇杯全日本選手権の決勝が23日、東京・国立競技場で行われ、能登の子どもたちや高校生が選手入場時のエスコートキッズなどで参加した。 【写真】選手をエスコートする能登の子ども 公式球をグラウンドに運ぶ役割は、飯田高サッカー部2年の川東勇慶さん(16)と堂上陽登さん(17)が担当。制服姿の2人は緊張した面持ちでボールを持って入場し、ピッチ脇の台座に置くと一礼して退場した。 能登半島地震による津波で自宅が被害を受けた川東さんは「最高でした」と笑顔を見せた。地震直後は練習がままならなかったという堂上さんは「夢みたいな体験ができた」と話した。 日本サッカー協会が能登の復興支援の一環として招待した。宮本恒靖会長は「地域の皆さんと一緒に、これからも(復興支援に)取り組んでいきたい」とコメントした。