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横浜FC勝ちきれず。仙台攻めきれず。それぞれに残ったモヤモヤ◎J1第4節

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明治安田生命J1リーグ第4節で、横浜FCがベガルタ仙台を迎えた一戦。どちらも持ち味を出そうとチャレンジしながら、それを消す仕掛けもそれぞれに施していて、結果は1-1のドロー。モヤモヤした90分に終わった。 序盤に六反勇治(ピンク)にアクシデント。長沢駿(黄)と鈍い音が聞こえるほどの激突(写真◎J.LEAGUE) ■2020年7月12日 J1リーグ第4節(@ニッパツ:観衆2,235人) 横浜FC 1-1 仙台 得点:(横)一美和成    (仙)アレクサンドレ・ゲデス

交代:(横)六反勇治→南雄太(12分)       志知孝明→松尾佑介(60分)       松浦拓弥→齋藤功佑(60分)       マギーニョ→中山克広(78分)       一美和成→皆川佑介(78分)    (仙)関口訓充→ 道渕諒平(60分)       アレクサンドレ・ゲデス → 西村拓真(60分)       長沢 駿 →山田寛人(79分)       松下佳貴 → 田中 渉(88分)

「勝ち点3を取りたかった」

 横浜FCがアクシデントに見舞われたのは序盤のこと。スピードに乗ってスルーパスに突っ込んだベガルタ仙台のFW長沢駿と、止めようと飛び出したGK六反勇治が激しく衝突。長沢の膝が六反の顔に入り、六反はそのまま12分に交代を余儀なくされた。試合直後に下平隆宏監督が長期離脱を示唆するなど、重傷の可能性もあるが、ここで交代枠を一つ使うことになった。  とはいえ、横浜FCはデザインされたボールローテションで主導権を握る戦いを徹底。仙台は横浜FCが動かすボールの行方を追うところからゲームに入ったが、時間が進むにつれて目が慣れていったのか徐々に冷静さを取り戻してチャンスを増やしていった。時間によって濃淡はあるものの、基本的には「回す横浜FC」対「止める仙台」というゲームの色は最後まで大きくは変わらなかった。  先制したのは横浜FCで、センターサークル内で得たFKを佐藤謙介が素早く前線に送り込み、一美和成が相手と競り合いながら胸トラップですり抜けて左足で流し込むストライカーらしい得点だった。細かいパスをつないでゴールに迫りながら、この38分のシーンは意表を突くようなロングパスから生まれたところが興味深い。  仙台が追いついたのは57分。こちらは蜂須賀孝治の右からの大きなサイドチェンジがアレクサンドレ・ゲデスに通ると、寄せてきた相手を弾き飛ばして突き進みゴール右に流し込んだ。こちらは、5バックになって幅を埋める横浜FCの守備が整う前に力強いロングパス一発で破る狙い通りの攻撃だった。  横浜FCはほかにも決定機を作りかけるが、最後の仕上げに至るところでボールの流れが止まり、仙台の牙城を崩すまでには至らなかった。逆に仙台も鋭いクロスを主体に攻撃を組み立てようとするものの、中で合わせきれなかったりクロスそのものの質を欠いたりと、どちらも最後の最後でモヤモヤが残る90分になった。  両監督の総括もそれを反映していて、横浜FCの下平監督は「率直に言うと勝ち点3を取りたかったゲームでした」と悔やみきれず、仙台の木山隆之監督は「横浜FCのポゼッションに対してうまくできたところもあるが、時間によってはうまく回されて前進させられた」と課題を認めた。 現地取材◎平澤大輔 写真◎J.LEAGUE

サッカーマガジン編集部

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