Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

クルマのDIYの天敵! 落涙確実の「ネジ山潰れ」や「ボルトの頭落ち」が起こったときの対処法

配信

  • この記事についてツイート
  • この記事についてシェア
WEB CARTOP

旧車だけでなく最近のクルマでも起こりうる

 簡単なものであればいまでも愛車に、DIYで用品を付けたり、メンテをする方もけっこういるのではないだろうか。自分でやることで愛着が湧くのでぜひできる範囲内でDIYにはトライしてほしいが、トラブルがつきものなのもまた事実。簡単なものであればクルマが動かなくなったりする可能性は低いものの、泣きそうになることもあるにはある。そのひとつがネジを舐めたり、頭が落ちてしまうこと。 【写真】安易なDIYは危険なクルマのカスタム5つ  古いクルマだとけっこうな頻度で発生するが、素材的にしっかりとしていたり、腐食がない最近のクルマでも起こるときは起こる。また用品側にも問題があって、粗悪な中国製などはネジやボルト&ナットに強度がなく、発生の可能性も高まる。いずれにしても、原因としては力の入れすぎがほとんどで、心配になってギューギューと締め付けているうちに、ズルっといったりする。加減がわからないのはDIYならではだが、基本的には締めすぎていることが多いため、心配ならそこそこにしておいて、しばらくしてから増し締めなどの点検をしたほうがいい。  もし発生してしまったらどうするべきか? ネジ山が崩れて、力がかからなくなる舐めについては、奥のほうにねじ山が残っていれば長いボルトにして、引っかかればめっけ物。ダメな場合はタップやダイスという、ネジ山を作る工具を使ってもう一度山を作るが、それでもダメな場合は雌ねじでひと回り大きな穴を開けて、スプリング状の「リコイル」というツールを入れて対応する。

使用する工具にも細心の注意を!

 ボルトの頭がポロリと落ちた場合は、軸の部分が残っていればバイスグリップなど、強力にガッチリと掴んで回す。それでもサビや異物が噛んでいると回らないので、整備用の強力なドライヤーやバーナーで炙って、周りを膨張させると取り除ける確率は高まる。もちろん潤滑スプレーは適宜吹きかけるのが基本だ。  ちなみにボルトやナットの6角部分を合わない工具で回したりすると、角が崩れて回せなくなってしまうこともあるし、ドライバーで回す+や-のネジも崩れて回せなくなることがある。これも頭が落ちて、軸が残っているのと同じ状態なので、リカバー方法は同じと考えていい。  深刻なのは中で折れて、表面にはなにも出ていない場合。小さなタガネみたいなものを中に入れてコンコンと回転方向に叩いて回すという手もあるが、スペース的にきついと無理。固着している場合もその程度では回らないことが多い。ドリルで丁寧に軸の部分に穴を開けてそこにエキストラクターを打ち込んで回してみる。それでもダメな場合は、すでに紹介したリコイルを使って穴全体を作り直すしかない。  とにかく、舐めや頭の落ちはリカバーにかなりの手間も費用もかかりかねない。避けられないこともあるが、いずれにしても、あくまでも控えめが基本。もう少し大丈夫だろう、というときに限って最後のひと押しでダメになることがあるので、慎重な作業を心がけたい。  どんなものでもほぼ取り除いてくれるプロはいるが、自分で変に触る前にもってきて欲しいというので、深追いする前にすっぱり諦めて頼んだほうがいいかもしれない。

近藤暁史

【関連記事】