【静岡駅伝】「頑張る今のメンバーに喜びと歓声を味わわせたい」2度目の頂点へ 森町率いる“優勝アンカー”【第25回しずおか市町対抗駅伝】
静岡放送
11月30日に開催される第25回しずおか市町対抗駅伝。今回も静岡県内全35市町が出場します。静岡県東部勢の優勝が続く町の部で、その牙城を崩し、第16回大会以来の上位進出を狙うのが西部唯一の町・森町。監督兼選手として引っ張るのは天野元文さんです。 「第4回大会の森町が優勝した時は、すごく印象に残っている。今の頑張って走っているメンバーの人たちにもその喜びと歓声を味わわせてあげたい」(天野元文選手兼監督) 森町の唯一の優勝、第4回大会でアンカーを走った元文さん。あの感動が今も胸の中に残っています。そんな父親の想いに応えるのは、娘の友珠子さんです。 「陸上を始めたキッカケはお父さんの練習について行ったこと」(天野友珠子選手) お父さんの走っている姿を見て始めた陸上。2023年の市町対抗駅伝では、初の親子での出場を果たし、友珠子さんは、中学1年生ながら町の部で区間2位と活躍しました 「(夢が)叶って良かった」(友珠子選手) 「同じチームでタスキを繋げられるのがとてもうれしかった」(元文選手兼監督) 今年も親子での出場を目指して、練習に励んでいます。 チームでは、監督と選手ですが、家ではとても仲の良い親子。友珠子さんの妹たちも同じくお父さんの影響を受け、陸上をやっています <友珠子選手> Q.2人はよく話すか?仲はいいか? 「友達に聞いても仲がいいねって言われる」 娘の友珠子さんが市町対抗駅伝を走るようになったことで、優勝した時のあの感動を味わわせてあげたいという思いがより強くなった元文さん。「かつて優勝したことあるんだよという風にみんなに話をして、実際に映像とか見ていないので実感があまりないのかなというのはある」と語ります。 <友珠子選手> Q優勝したという話を聞いて? 「あまり身近には感じられない」 それもそのはず、森町が優勝したのは20年も前の話。ということで、みなさんに当時の映像を見てもらいました。 <友珠子選手> Qどうでした?優勝の時の映像を見て? 「スゴイなって思った。経験してみたいなと思った」 <元文選手兼監督> 「選手として大きい大会で優勝して、その喜びを味わえるといいかなというのがあってそれが監督になってからの原動力」
あの感動を、もう一度。その想いを胸にチームを築きあげてきた元文さん。そして、その想いに応えるため走る友珠子さん。親子の想いが森町チームを牽引します。 「チームに貢献できるように自分の力を発揮したい」(友珠子選手) 「チームの目標は入賞。さらに上で表彰台にみんなで登れるようにチーム一丸となって頑張っていきたい」(元文選手兼監督)
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