最強位・多井隆晴、“凱旋試合”で勝利の花束得られるか?/麻雀・Mリーグ
Mリーグ機構は「大和証券 Mリーグ2020」、12月17日第1試合に出場する4選手を発表した。注目は、麻雀界最高峰タイトル「最強位」を獲得したばかりの渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)。最強位になってからはMリーグ初出場となるが、大きな肩書を引っさげて凱旋勝利となるか。 数々のタイトルを獲得してきた多井だが、国内最大級のプロ・アマ混合戦である麻雀最強戦での優勝は感慨深かった様子。4度目のファイナル進出から悲願の初優勝を決めた直後には、自身のTwitterにも多数の祝福コメントが寄せられた。団体戦のMリーグでも、不動のチームリーダーとして活躍するが、この日はどんな最強位ぶりを見せられるか。 多井を取り囲むのは女性選手3人だが、祝福するのは卓外だけ。戦いとなれば話は違う。EX風林火山・二階堂亜樹(連盟)は、最強戦でも一度は勝利したものの、リベンジマッチで敗れる格好となり、ファイナル進出を逃した。Mリーグではチームが首位争いを繰り広げているだけに、ここでの直接代決は「リベンジのリベンジ」を果たしたい。 一時の低迷から破竹の勢いで駆け上がっているのがTEAM雷電。“セレブ”黒沢咲(連盟)のスケールの大きい麻雀は、歴戦の雀士たちをもまるまる飲み込んでいる。トップを取れば、チームは待望のプラス粋復帰だけに、相手に多井がいいようとも燃える勢いに水をかけられるわけにはいかない。 相手が誰であろうとも結果を出したいのがセガサミーフェニックス・和久津晶(連盟)。本人も個人28位、チームは7位に離され始めての最下位と、まもなく折り返し地点を迎える中で、かなり苦しい状況だ。チームメイトの茅森早香(最高位戦)が孤軍奮闘する中、少しでも早く二の矢として機能し始めたい。 【12月17日第1試合】 EX風林火山・二階堂亜樹(連盟) 個人3位 +210.9 渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU) 個人13位 +22.6 セガサミーフェニックス・和久津晶(連盟) 個人28位 ▲226.3 TEAM雷電・黒沢咲(連盟) 個人5位 +168.3 【12月15日終了時点での成績】 1位 EX風林火山 +385.2(42/90) 2位 渋谷ABEMAS +218.4(42/90) 3位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +132.9(42/90) 4位 赤坂ドリブンズ ▲45.8(42/90) 5位 TEAM雷電 ▲48.9(42/90) 6位 U-NEXT Pirates ▲106.1(42/90) 7位 KADOKAWAサクラナイツ ▲182.5(42/90) 8位 セガサミーフェニックス ▲353.2(42/90) ※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会 ◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。 (ABEMA/麻雀チャンネルより)